FP2級を受験したからには、次に1級も・・・とよぎってしまいますが、実際どうでしょうか。
FP1級の必要性と受験について考えていきます。
FP1級は2級の上位互換
FP2級。と聞くと、1級が必ず存在することが分かります。
2級よりも1級。
社会的信頼度的にも、レベルの差も知名度も1級の方が上です。

完全な上位互換が存在することが許せない。
そんな方は、元々とても頭が良い方だと思います。ぜひ1級がんばりましょう。
ただ、その道は険しいものになりそうです。
1級、2級とレベルを刻む資格は危険
資格試験は基本的に何かをさせることを許可するような資格であることが多いです。
医師国家試験、税理士試験、危険物乙4なども何らかの独占業務を行うことが出来る試験です。
一方で、FP試験、簿記、漢検などは各級に分かれていますが、これらは実力を証明するための試験です。
FP業務はFP資格を持っていないとできないわけではありません。お金というデリケートな分野を扱うための信頼を取るための試験であると考えても良いかと思います。
そういう資格において各レベルが分かれており、順番に取らなければいけないような試験は危険です。
どうして最上位の資格だけじゃだめなのか。
司法試験は最難関資格ですが段階は無いですよね。
と考えると、その難易度の高さから分けられているのか、学んでいく段階が必要なのか。それともただただ細分化して何度も試験料が欲しいのか(ぇ)
先に挙げた3つの級毎に分かれる資格はかなり優良な方ですが、民間資格などはお金欲しさじゃないの?と思うようなものもあります。
FP1級には実務経験が必要
FP1級を受験するためには、金融機関などで勤めることや、FP業務に携わる実務経験が必要です。
ただそれは比較的軽い実務経験で、FP2級の取得と1年間のFP業務の実務経験などで大丈夫です。

ただ、私のような別分野の人間はOUTです。
当初の、必要な年金や保険の知識を得るということはFP2級で十分達成できたかなと思うので、個人的にはこれでOKと思っています。
FP1級の合格率と受験料がとんでもない
そうは言っても1級の問題を見たり、受験料について調べてみたりしたところ、
受験料がすごいことに気が付きました。
FP1級試験は学科試験(基礎・応用)と実技(面接)に分かれており、それぞれを受験し合格することでFP1級の資格を得ることが出来ます。
その試験難易度はとても高く、2級合格者ないしは実務でやってる人しか受験しないだろう状態であっても10%~15%の合格率です。
ただしその後の面接はおおよそ90%以上の合格率。難関の学科試験を突破した実力の持ち主であれば、少しの対策で大丈夫のようです。
そして問題となりそうなのはその受験料。
学科試験は8,900円と、まぁ難関資格なら全然ありなお値段です。
一方で実技試験(面接)は、FP協会で20,000円、きんざいで28,000円となっております。( ;∀;)
確かに試験は面接ですので一斉にできるものでは無く、一人ずつ、それに対して時間がかかります。
試験時間15分ぐらい+採点5分としても1時間に3人しか見れません。
面接官も2人用意して、場所も確保することを考えれば妥当かもしれませんね。
どちらも人の手でないと採点できない試験ですが、どうやってこの試験料でやれているのか気になるところ。
面接官も技術士の方のようですが、技術士育成のために格安で受けているのかもしれませんね。
FPはお金に関することなので、お金に厳しい・・・と勝手な想像しています。
FP1級は沼
実務経験でも受検料でも中々厳しいFP1級ですが、そもそもの難易度も高いものとなっています。
FP2級でも会社の財務の話が出てきたり、資産だ経費だと難しい話も出てくるのですが、FP1級になると、さらに条件が細分化され、言ってしまえば重箱のスミをつつくような問題が多く出題されるようです。
その難易度からFP1級は沼。。。一回足を突っ込んでしまうと、合格するまで抜けられない。またははまり続けてしまう。
そういった意味があるのかと思います。
2級までやってきたんだから、せっかくだから1級も。。。と思うこともあるかもしれませんが、1級を取って何かできるというわけではありませんので、別の民間資格であるAFPやCFPの方が有用かもしれません。
1級を狙う方はしっかり情報収集をしていただき、頑張っていただければと思います。
それでは^^
コメント