1級電気施工管理技士の申し込みは期限が短くて色々大変

電気施工管理技士

1級電気施工管理技士の受験願書を郵送してきましたが・・・

昨今の電験のようにインターネットで完結できるかと思いきや、願書(申込書)の取り寄せから始まる中々古い体質の試験制度です。

思わぬところで時間がかかってしまう恐れがあるため注意して下さい。

1級電気施工管理技 申し込みの注意点。

はっち
はっち

1級電気施工管理技士の注意点は結構多いです。

申し込み期日、実務経験証明、写真、卒業証明書などの写し、検定料の支払い方法、願書の購入など予め注意点を知っておき、申し込みに間に合うように準備しておきましょう。

はっち
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今回は初回の受検を対象としています。二回目以降は多少簡略化してくれます。

申し込み期限は半年前の冬

1級電気施工管理技士の試験日は令和7年度では一次検定が7月13日(日)、二次検定が10月19日(日)です。

電験と比較的試験日が近いため申し込みは5月~6月ぐらいかなと思っていると落とし穴にはまります。

申し込みは令和7年で2月14日~2月28日とおおよそ半年前に申し込みがあり、受付期間も2週間しかありません。

さらに申込書(願書)は全国の支部で購入するか、郵送で購入するかしかありません。

建築・電気工事施工管理技術検定 | 一般財団法人建設業振興基金 試験研修本部
一般財団法人建設業振興基金は、国土交通大臣から指定試験機関の指定を受けて「建築施工管理技術検定」と「電気工事施工管理技術検定」を実施しています。

購入金額は1250円だったかと思います。

願書購入の方法

願書は支部に行けば購入できるようですが、開いている時間に行くこともそうですが、支部も全国にそれほどありません。

郵送で購入する場合は、施工管理技術検定のHPから申し込みを行うことができます。

また、支払いはクレジットカードなどを利用できるため手続きは簡単です。

翌営業日に発送いただき、簡易書留で1~2日ほどで願書が届きましたので、試験センターとしてもここの迅速化はかなり気にしているようです。

ただ、ここからがまた大変です。

実務経験、卒業の証明

施行管理技士を受験される方のほとんどは、実務経験の証明が必要になるかと思います。

多くの人が働いていた経験を記載して提出するのですが、それを偉い人に証明していただかなくてはなりません。

実務経験の証明は基本、社長にしてもらうこと。とあります。地方公共団体で行けば市長、若しくは任命権者との記載があるためどちらにしろ手続きが必要です。

身近に証明してもらえる人がいれば良いですが、会社が大きいとそうもいきません。時間がかかる手続きになるかと思います。

また実務経験の短縮には指定学科の卒業証明が必要です。

高校、大学などに問い合わせ郵送してもらうケースが多いかと思いますが、これも時間がかかってしまいます。

唯一の例外は1級電気工事士の免状を取得していること。(旧受験資格で受検する場合)

試験合格では無く、免状取得が条件であることに注意してください。

旧受験資格と新受験資格

施行管理技士の受検資格は令和10年までは受験資格の移行期間となっており、新、旧どちらの受検資格でも受検が可能です。

新受験資格は実務経験を短くする分、施工管理の内容を重視しているようになっており、旧受験資格はさほど実務経験に限定的ではなく、幅広く受験できるような感じがします。

ちなみに令和10年までに旧受験資格で受験さえしていれば、令和10年以降も新受験資格の実務経験に捕らわれず受験が可能です。将来受検する予定のある方で、実務経験に不安のある方最初に申し込んでおいてもいいかもしれません。

自撮り不可の写真

案外写真も悩まされる点です。

昨今、スマホで自撮りして、インターネットでアップロードすれば写真の証明が完了したり、自撮りしたものをコンビニで証明写真用としてプリントアウトしたものを張る。というようなことが多いのですが、しっかりパスポート用写真を添付し、さらに自撮り不可との記載。

証明写真の写真機を町中で探さないといけないですし、お金もかかります。

一体いつの時代だよ気がしてしまいますが、ここまでの手続きからそんな雰囲気はしています。

さらに撮ってみると写真が何か若い。

美白効果なのか何なのか、本人と認証してくれるだろうかと一抹の不安を感じるおっさんです。

検定料の納付は郵便局

1級電気施工管理技士の受検料は15800円。

中々のお値段ですが、実務経験の証左や記述式解答の採点など結構お金がかかりそうな要素が多い試験でもあります。

受験者数もそこそこなのですが、いたるところに見える、”〇〇協会”という団体の多さが気になるところでもあります。建設業界は特にそうですよね。

申し込みは願書に同封されている振込書をもって郵便局で手続きしなければなりません。

郵便局は全国にありますし、願書の郵送は簡易書留で行う必要があるため、一緒に手続きをしてしまうのが良いかと思います。

施行管理技士は不足しているのでは?

これらのことを約半年前に気が付けばいいのですが、自分の場合、ふと気が付いて調べてみたら2月20日を過ぎていました。

はっち
はっち

残りの期間で提出できるのか?

と焦って考えなければいけませんでした。

実務経験の書類が1種電気工事士の免状だけで良かったのが助かりました。

とにもかくにも提出は完了したのですが、まだ審査が通るとは限りません。

私が何か勘違いしている可能性もあります。

施行管理技士は実務経験が一番重要です。

とも記載があります。

この実務経験が受験資格に合致しているかどうかを全員分確認する期間が、試験センターの方で必要なんだろうなと感じます。

ただ、もう少し間口が広ければいいのにとは思います。

全国的に施工管理技士が不足しており、今後就労環境の改善も、業界全体で進めていくであろう施工管理技士の世界です。

資格として持っておくと将来の幅が広がるのではないか。

また、実際の施工管理に役に立つ知識が得られるのではないか。

という目的で取得を目指そうと思います。

頑張っていきましょう。

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