電験2種受験のきっかけになった電験認定説明会が闇だった。

電気主任技術者試験(電験)

こんにちは、はっちです。

電気主任技術者の資格を得るためには、試験で合格する方法と、認定という、認定官に認めてもらう方法と二通りあります。

電験3種を取得して10数年後。なぜ40代になった今頃で電験2種の取得を目指し始めたのか。

多くの人が再度勉強を始めることに不安を思っていると思います。

 

勉強することをすっかり忘れてしまった自分にとって、勉強を開始するモチベーションは相当高くないと続かないと思いました。

今回はそんな電験2種受験のきっかけになった認定説明会の出来事を紹介していきたいと思います。

同じような経験を持つ人はゼロではないはず。きっと。

電験2種受験のきっかけと認定取得

電験の勉強をしているとその難しさから頭をよぎってしまいます。電験認定制度

電験3種を取ってから10年間。施設管理の仕事をしてきましたが、途中で2種の取得を考えていなかったわけではありません。

ただ、その都度、2種の参考書を見つけては、

はっち
はっち

難しすぎる。自分には無理だ。

と諦めていました。

そんな中、電験2種の認定制度があり、自分には認定で取得できる実務経験がある。

ということが判明。

3種であれだけへっぽこぎりぎりで受かった自分です。2種を試験で受かるとは思ってもいません。

ただ、認定だったら面接が必須。

ですが、人前でしゃべることも苦手ではないですし、何より主任技術者としての様々な経験があります。

これは今取得すべきだろう。

そう思い、2種の認定制度について調べ、実際に取得を試みてみました。

電験第2種 認定制度を利用するために必要なこと

電験の2種を認定で取得するためには、いくつかの要件が必要になってきますが、重要な事項としては。

2種電気主任技術者認定要件:
1万ボルト以上の特別高圧受変電設備において、電気主任技術者、ないしは、電気主任技術者の元で5年以上の電力管理の経験がある。(他にもあります。)

自分は10年前から電気主任技術者として、特別高圧受変電設備を管理をしてきていますので、この要件には満たしていました。

1種電気主任技術者の認定要件としては5万ボルト以上の電気設備の電力管理の経験を求められます。
緩和要件もありますので、経済産業省(保安監督署)のHPなどで確認してみてください。
※ 電気系の大学を卒業しているなど実務経験年数が緩和される要件もあります。

その要件を満たした上で、経済産業省の認定官との面接を経て、2種の資格を有するに値すると見なされれば、晴れて電験2種資格の取得になります。

これはいい。

受験料もかからないし。面接受けるにもそれほど遠くない。休みも取れるだろう。

と思い、資格申請の用紙を引っ張り、実務経験について色々と準備しておりました。

ただ、この時は知りませんでしたが、この認定がとんでもないものでした。

電気主任技術者免状交付申請のための説明会、まずは電話で連絡。

説明会参加のために経済産業省のHPから説明会の申し込みについて調べるのですが。

申請書の書き方は複雑で、初めての方では何度も書き直していただくこともありますので、下記の説明会に御参加下さい。なお、説明会に参加できない方は 、「電気主任技術者免状申請に関する手続き」から資料のダウンロードが可能ですのでご利用下さい。

とのことでした。

説明会は出なくてもいいけど、しっかり資料読んでから提出しろよ!ってことだそうです。

説明会は都合を付けて行けそうだったので、まずは説明会申込みのために電話をするのですが。

電話口ですが、まぁ、とにかく忙しそう(な雰囲気)です。

電話の向こうでは「はいはい」しか言いません。しゃべっている途中でも「はいはい」攻撃が来ます。

※ ”はい”は1回ではありません。最低2回。はいはい。はやくしろよ。という雰囲気を隠しません。(半分はフィクションですが雰囲気はこんな感じ。)

早く切りたいオーラむんむんです。

この時点で嫌な予感はしていましたが、経済産業省はこういうものです。そう思います。そうじゃなきゃやっていけないんでしょう。(今まで各種申請の電話もこんな感じ。)

まぁ、なにはともあれ説明会に参加申請はできたようです。

実際に電験認定取得説明会に出席してみた

そして説明会参加。

行ってみると多くのスーツの方が多く来られていました。

説明会は2時間ほどの予定ですが、最初の1時間で色々な注意事項、申請書の書き方についての注意。

後半一時間は、それぞれの現場に合わせた質問の受付時間のようでした。

 

最初の1時間での注意事項でかなり気になることを言っていました。

大抵の現場は保安規定を直してもらうところから始まるからね。

最初の人が適当に保安規定を作っていたりすると、認定うんぬんの前にそこの修正から入るから。全体の8割、9割ぐらいかな。

保安規定を直した場合は、最低でも1年、その保安規定を使って点検した結果を出してね。じゃないと面接しないから。

あとね、月次点検とかも保安規定に沿って実施しているか見るからね。最低でも三ヶ月分持ってきて。

この時点で保安規定の修正があるような気がするので、おおよそ1年は認定取得に時間がかかりそうとわかりました。

保安規定は今の仕事を始めて、まだわけのわからない時代に自分が主任技術者として”承認”したものです。自業自得です。しょうがありません。
当然知識もありませんでした。枠にはまった保安規定は建物の運用にあっているわけではありません。修正が必要だと感じました。

ふむふむと聞いていたのですが。。。

それでね。私はね。この説明会の出席を必須にしています。

はっち
はっち

え?

まずこの説明会に出てください。じゃないと申請書受け付けませんからね。

え?説明会出られない人は書き方の申請書をダウンロードして・・・って書いてなかったでしたっけ?

せっかく申請してくれてもね。申請書の出来が悪いと見ません。見ずに机のこの辺(どこ?)に置いて放置します。
返事もしませんのでね。ちゃんと書いてきてくださいよ。見ませんからね。

 

あとね。電力会社の人。「オレは電力会社に勤めているから認定取れる!」と思ってる人がいますが。関係無いですから。

私、電力会社の人間じゃないですから。

 

それでね。電力会社の人は申請が多いの。見てるの大変だから、○○さん(誰?)に見てもらってハンコ押してもらったやつしか見ません。

ただね。それの出来が悪かったら○○さんに突き返しますから。

後で電力会社の人がどこの部署の方ですか?と質問していましたが、

なになにさん。知らない?いるから。見てもらってから提出してください。

と。

※ どうやら相当偉いお人のようです。

 

 

なんだかもやもやしながら話を聞いていたのですが、その後、申請書の直しの項目に移っていきました。

より詳細な具体的なよくある指摘事項に入っていったのですが。。。

どれもこれも、話の流れの中で、ついでにダメな点を指摘している感じ。

後から後から、

これしてないとダメだからね。これ書いてあるとダメだからね。

と追加されていきます。

それは、最初の1時間が終了して、現場ごとの個別質問時間でも続きます。

質問の無い方はそこで解散終了だったのですが、自分は他の人がどんな相談するのか?その中で何かダメな点、良い点を聞きたかったのでその場に残りました。

そして出てくる出てくる。そういう場合はダメ。こうしないとダメ。という項目。

 

その中でも。え?と思ったのが。

若い人はダメだよ。試験受けてね。

という、一体若いというのがどこからどこまでなのか、なぜその理由でダメなのか不明な認定不合格項目。

だってなんのための試験制度かわからないでしょ。

え・・・

この辺りで心が折れました。

この人のサジ加減で認定合格できるかどうか決まるのかと。

今まで10年間、電気主任技術者として電気設備点検を含めて色々な管理・計画をしてきました。

当時まったくわかっていなかった事項も、現場を通してどうすればいいのか、何を選択すべきかを色々学んできたつもりです。

2種を取るに足る能力かどうか。そんな電気主任技術者としての経験はまったく関係無いと。

若い。

それだけでダメだと。

自分は決して若くありませんが、

認定官の言う”若い”がどういう基準か?というのはもうどうでもいいです。

前日徹夜して、ひげもそのまま、髪の毛もぼさぼさで疲れた顔した40台は認定もらえるのか?

とてもエネルギッシュで精力的で若くみえる方は40台は認定取れないのか?

明確な基準無しでダメと言われるのは納得できません。

これ、努力の方向が違うと感じました。

この人の意に沿うような申請書を出して、面接することに大きな時間のムダを感じました。

 

まぁ、認定官側の都合としては、

建前:認定での申請の数を減らしたい。試験を受けてほしい。
本音:自分の仕事を減らしたい。

かもしれません。

試験制度があるにも関わらず、勉強時間が取れない、仕事が忙しいなどの人のために、実力のある人に資格を与えるための認定制度だと思うのですが、説明会での説明にはとても納得出来ないような項目がありました。

本当にナニコレ状態。

というか、

終始、はるか高みから参加者を見下している感じでした。

私は偉いんだと。お前らに認定資格あげてやっているんだと。

わかってますよ。確かにあなた達は偉いです。だけど忘れてはいけないと思うんです。

あなたが偉いんじゃない。経済産業省が偉いんだ。

認定取得を難しくしている理由

この人がこの説明会の場限りのキャラクターであるといいのですが、そうではないでしょうね。

喋り方に躊躇がありません。

大抵の人はね。保安規定直してっていうでしょ。次から来ないの。大半の人がここまでで、次から来ないの。

 

そりゃそうでしょうよ。

認定を受けに来る人は3種の認定取得をしようとしている人もたくさんいます。

3種の認定を取るためには、選任された主任技術者の元で電力系統の管理をどのようにしていたか、などが問われるのですが、恐らく上司である主任技術者に対して、

認定資格で必要なので、認定官の言う通りに保安規定を修正してください。

と、明確な修正理由も含めて指摘できる人は少ないでしょう。

それが合理的であれば修正に値しますが、”認定のため”というのが先走らないように言葉使いにかなり注意する必要があります。

その主任技術者が試験で取得していれば尚更です。

私の住んでいる地域の保安監督所はそうというだけで、他の地域が同じとは限りません。また認定官も異動で変わります。運が悪かったのかもしれません。

地域によって認定取りやすい、取りにくいがあってもいけないでしょうから、似たようなものかと思いますが。

認定要件を満たしている自分が一番懸念する事項

私が認定を取得するにあたって、明らかに劣っている部分があります。

2種の認定、1種の認定でも同様だと思われますが、自分の現場のように特別高圧受電設備で3種資格持っていて主任技術者の選任を受けている人は、先程の2種認定要件を満たすはずなのですが、

2種持った主任技術者の下で働いて無くて何が分かるの?

とも言われたらどうしようもありません。(未確認)

そんなこと認定の条件に書いてないですが、ものすごく言ってきそうな気がします。

それだけで一発アウトです。可能性0です。

ですが、若いからアウト!よりもありそうな理由づけ。

とにかく、他にも不安定な要素が多すぎて、チャレンジしようという気が起きませんでした。

説明会を終えて、2種諦めるか試験で取得するか。

兎にも角にも、認定で2種を取得することにかなりの抵抗を覚えてしまいました。

それはどうあれ、保安規定の必要な箇所の修正はしておく必要はありそうです。そうなると先の一発アウト項目がOKだとしても認定取得までに1年はかかります。

だったら試験も視野に入れるか、と気持ちを少しずつ切り替えていきました。

そこから2種受験申し込みが近づき、結果として電験2種を受験する大きなきっかけになりました。

自分の中で認定で取得できるかもという甘えがあったんでしょう。

それが無くなった・・・わけではないのですが、認定を目指すよりも試験で目指すほうがモチベーションが上がりそうでした。

2種試験を終えて思うこと

今、試験を終えて思いますが、実務の中でなんとなしに理解していた内容を、試験勉強を通してかなり理解できるようになりました。勉強して良かったなと心から思っています。

薄っぺらな3種の資格に上乗せしてサランラップの2種が誕生してしまうところでした。

サランラップはかなり分厚いですし丈夫です。お値段が高い理由がわかります。すけすけ過ぎて、いることがわからないぐらいと表現しただけです。

2種の勉強し始めて半年でしたが、結果はどうあれ電気主任技術者としての厚みができたと思っています。

2種の試験にはいくつか参考書もあります。1種に比べると遥かに勉強しやすい環境ですので、一度頑張って見るだけで、電気の実力は身につくと思われます。

少しずつでもがんばってみると周りからも尊敬される主任技術者になれると思いますよ。

ぜひ頑張ってみてください!

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