こんにちは、はっちです。
昨年10月に受検してきました、1級電気施工管理技士の合格発表がありまして、無事受験番号が合格者一覧にありました。\(^o^)/
今回は、非常に勉強のしにくい記述式問題の勉強についてと、受験申込時にやってしまった「必ず不合格」と言われていたの内容についてまとめておこうと思います。
恐らくではありますが、もうすぐ次年度(令和8年度)の受験願書の受付が始まります。
受検を考えている方は申込期間に注意してください。

監理者目線の経験記述勉強方法
1級電気施工管理技士の経験記述問題では、令和5年度以前は、自らが行った一定規模以上の電気工事や工事監理の名称から工事金額などを記載し、その工事の中での、工程管理、品質管理、安全管理についてのお題目について記述する問題でした。
とはいえ、その工程管理、品質管理、安全管理が何なのか分かりません。
どのような問題が出るのか、またどのように書けばいいのか、を知りたかったため過去問を解説しているような問題集を購入しました。

ぱらぱらっと見て、経験記述の書き方が丁寧に書いてあるものを選びました。
この経験記述ですが、令和6年度からは工事名称や工事金額などの記載は無くなり、施工に関する制約条件が課されるようになりました。
その制約条件が当てはまるような、自らが行った電気工事(工事監理)について、工程管理、品質管理、安全管理に関する記述を求められるようになりました。
以前のように書きやすい工事件名を自分で設定することは実質難しくなりましたので、若干書きにくくなった反面、想定される事項を考えることで、実際に工事の際に気を付けることができるのも勉強の成果が出やすいのかと思います。
最近の傾向を知るためには、令和7年、令和6年の問題を解説しているものを選ぶとよいと思います。
3つの管理がほぼ順番に出題される
令和7年度は安全管理から経験記述が問1、問2で2題出題され、令和6年度は工程管理と品質管理から問1、問2で1題ずつ出題されました。
また、その一方、別の問で令和7年度は品質管理が問3で出題され、令和6年度は安全管理が問3で出題されています。
ここは比較的傾向通り順番に出題されており、次に何が出そうか、というのは過去問を見ると予想がつきます。
ただし、この3つの管理は次のように大抵問1、2、3で出題されるため、全て勉強しておくほうが安全です。
試験で出題される問1~問6の中で、問1、問2で経験記述、問3で語句の説明をするのですが、結局のところ、問3での語句の説明はそのまま経験記述に使えます。
例を挙げると、
問3 次の項目の労働災害を防止するための対策を2つ記述をせよ。
クレーン等による楊重作業(令和4年度)
こちらと、
問1 あなたの電気工事の経験を踏まえ、高さ10m以上の作業場への楊重作業を伴う電気工事において、施工中、作業者に墜落災害又は飛来落下災害が発生する危険性があると、あなたが予測した事項とその理由について、2つ具体的に記述しなさい。
そのうえで、これらの労働災害を防止するために、あなたがとるべき対策について、その事項ごとに2つ具体的に記述しなさい。
ここでの10mの楊重作業はクレーンを例に記載しました。
このように、問1、(2も)、3はそれぞれつながっているため、まず問3について語句の勉強をして、問1、問2の経験記述においてその語句を用いて経験記述をすることが出来ます。
また、問3についても出てくる語句については周期的な傾向があるため、何が出題されているかは、過去問集などを購入することでかなり絞ることが出来ます。
問3での勉強を踏まえて、問1、問2について勉強していく方が効率が良いのではないかと思います。
特に、安全管理に関する出題は、問3においても問1、2の経験記述においても労働安全衛生法に則る必要があり、それに反することを書いた場合、大きな減点になるかと思います。
得点となる点を外さないためにも、問3から勉強することをお勧めします。
経験が無いと非常に覚えにくい項目ばかりかと思いますが、ここが1番大事なところで、おそらく一番配点が高いものと思われます。

ここの勉強に一番時間をかけました。
施工の経験が無くても施工監理の経験があれば大丈夫
電気施行管理技士は名称から、電気工事の施工を管理する立場。
いわゆる、現場監督(施工管理)をしていないといけないような気がしますが、実際に認められる実務経験は、
設計監理:設計者の立場で工事監理業務の経験
施工監督:発注者側の立場で現場監督技術者等としての工事監理業務の経験
とされています。
私の場合、電気主任技術者として従事しており、設計段階においても工事の際にもチームに交じって会議などに出席しますし、実際の検査などにも立ち合い、指導したりもしています。
立場としては、発注者としての施工監督で受検したような形です。公務員の方もこのような立場になるのかなと思います。
実際に施工の監督をしていなくても、何をしているかは見ていましたので、それを、労働安全衛生法で記載されている、安全に関する項目などから、実際にやっていたことに落とし込んで、経験記述として記載しました。
実際に書いた合格した答案(そのままではありませんが)は次のようになります。

令和7年度の合格者の施行経験記述問題(記載例)
令和7年度に実際に二次検定を受検してきましたので、そこで記載した経験記述について解答例を記載しておきますが、このレベルでいいんだ~ぐらいに考えていただければと思います。
経験記述問題:解答例
問1 問A あなたの電気工事の経験を踏まえ、高さ10m以上の作業場への楊重作業を伴う電気工事において、施工中、作業者に墜落災害又は飛来落下災害が発生する危険性があると、あなたが予測した事項とその理由について、2つ具体的に記述しなさい。
そのうえで、これらの労働災害を防止するために、あなたがとるべき対策について、その事項ごとに2つ具体的に記述しなさい。
工種と問題点1:5階建ての建物の屋上に設置する配電盤をクレーンによる楊重作業を行う際、重量物の飛来により、下部を通る労働者に対して接触する労働災害を予測した。
対策1:クレーン楊重作業実施時には、アウトリガーを最大限に引き出し、必要な強度を備えた鉄板を敷設し、転倒防止を図った。
対策2:作業指揮者を指名し作業の指揮に当たらせるとともに、玉掛け作業などには有資格者による作業を行わせた。
工種と問題点2:地上6階にある電気室に変圧器を搬入する際、作業場内の作業員から工具などが飛来することにより、下部作業者に接触する労働災害の可能性を予測した。
対策1:作業場に持ち込む工具を必要最低限にしつつ、持ち込む工具については落下防止のためのロープを取り付け、さらに搬入ステージと、壁面との周りに防網を設置した。
対策2:クレーン楊重作業を行う前の工程会議において、楊重作業の実施する日時、場所などについて、各工種の作業員に伝達し、作業日には作業区画をカラーコーンとコーンバーによる区画により立入禁止とすることを周知した。
問1 問B あなたの電気工事の経験を踏まえ、屋外における作業時間が夜間に限られる電気工事において、施工中、作業者に墜落災害又は飛来落下災害が発生する危険性があると、あなたが予測した事項とその理由について、2つ具体的に記述しなさい。
そのうえで、これらの労働災害を防止するために、あなたがとるべき対策について、その事項ごとに2つ具体的に記述しなさい。
こちらについては解いてはいませんが、夜間の足場上での照明交換作業から飛来、墜落について書こうと思っていました。
続いて問2です。
問2 あなたの電気工事の経験を踏まえ、全停電のできない施設における電気設備の改修工事において、施工中、作業者に感電災害が発生する危険性があると、あなたが予測した作業内容とその理由について、具体的に記述しなさい。
そのうえで、これらの感電災害を防止するために、あなたがとるべき対策について、具体的に記述しなさい。
(解答例)
問題点:低圧負荷開閉器設置時において、充電部と接触することによる感電災害を予測した。
対策:作業開始前のTBMにおいて、充電部と非充電部とを色分けした配置図を用いて作業員に周知を行い、非充電部に関する開閉器を含む盤には、停電中の旨を表示し盤に施錠した。
結局のところ、問3での語句説明として覚えていた内容を実際の施工条件に落とし込んだような形で記載しました。
記載した工事は実際に施工したわけではなく、監理者として見ていた工事になるわけですが、その状況を想定しながら記述しました(高さは10m無かったですけどね・・・)
やはり実際に見ている工事内容なだけにイメージがしやすく、どんなことが問題になりそうかを思いつくことができました。
令和5年以前と、6年以降は出題のされ方は違いますが、聞かれていることは同じことかと思います。
まだ出題例が少なく、今後どのような制約条件が出されるかは分かりませんが、問3で出題される語句を多く覚えていき、様々な条件に合わせて記述できるように用意しておけば、実際にその制約条件を経験していなくても記述はできるのではないかと思います。
経験記述はプロの人から見たら粗々なのでしょうけれども、時間内、また解答欄内に記載できることは限られます。
この程度で合格できるんだ~と軽く見て頂ければと思います。

問4、5、6の対策と勉強方法
問4~6は非常に範囲が広く、覚えることが多い。。。ようですが、こちらも傾向が見て取れます。
こちらは令和5年以前もほぼ変わっていませんので、どんな問題が出題されるかが予想できます。
問4 電気設備の語句の説明
問4は電気設備の用語の説明を求められます。
ただし、与えられた12個の語句の中から4つ語句選べばいいですので、過去問の傾向から、今年出そうな語句について自分の得意とする分野の語句を覚えていきました。
一方で、良く知らない分野(電車、通信など)については、まったく触れずです。
傾向を掴んでおけば10個程度覚えておけば大抵行けるのではないでしょうか。
問5 電気の計算問題
問5は電気的な計算問題です。
出題される傾向は似ていますが、こちらもかなり範囲が広くなります。
出題レベルとしては2種~1種電気工事士程度かと思いますが、慣れておく必要があるかなと思います。
ここを過去問の傾向から的中させるのは中々難しいかと思います。
問6 建設業法と電気事業法
問6は法律から出題されます。
こちらについては、とんでもなく範囲が広い。。。のですが、こちらも傾向があります。
どのあたりから出題されやすいのか。
建設業法の場合は、電気工事は建築工事の下請けになることが多いかと思いますので、その下請けの権利についてが多く出題され、電気事業法については、電気工事における届出に関する出題が多いのかなと思います。
それでも範囲は広いです。
無理せず、自分の場合、こんなこと知っていたら役に立つかも~ぐらいに思いながら勉強していました。
必ず試験で不合格!?の項目
前回の記事で少し書きましたが、とあるYoutube講座の中で講師の方がおっしゃっていた。
願書の中のA票のこの項目。

(1級電気施工管理技士申込用紙より)
赤枠で囲った部分の業務内容の工事種別を書く欄があるのですが、
ここで書いた工事種別について、

申請した工事でないとダメだからね!架空の工事内容を書くと不合格です!
とおっしゃっていたことにより、かなりびくびくしていました。
そんな私が書いた工事種別はなんと”その他”。
その他だったらなんでもいいんじゃ?というわけではなく、ここに書いてある工事種別以外の工事種別ということになります。
発電設備工事、送配電設備工事 引込線工事、変電設備工事、構内電気設備工事 照明設備工事 電車線設備工事、信号設備工事、ネオン装置工事、以外の工事です。
そんなもの思いつきもしません。
そもそも、構内電気設備工事や照明設備工事、ネオン装置工事がな違うものなのかをなぜ分けているのかを説明できる人は少ないのではないかと思います。
それぐらい種別を網羅されているの中で”その他”って一体何なの・・・となっていましたが。
結局。
二次検定で記載したのは、構内電気設備工事と受変電設備工事について記述(下に記載例あり)。
無事合格を頂けましたので、この項目はさして採点に重要な項目では無かったようです。
取得する人がどの分野の人なのか。のアンケート程度なのかなと思います。
もし、同じような方がいらっしゃいましたら安心していただければと思います。
それでは。



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