こんにちは、はっちです。
今回は、40歳からのやり直し勉強、応用情報技術者試験の具体的な勉強法です。
試験までおおよそ二か月。
仕事の通勤時間と週末の勉強で合格を目指します。
ただし、管理人の実力0からのスタートを前提として、使用する参考書はキタミ式イラスト塾を選択しました。
別にこれでなくても構いませんが、0スタートの人はこれをお勧めしたいです。
追記:無事合格できました(‘ω’)ノ
重要な過去問対策の罠と勉強の進め方
勉強を開始しようする前に色々調べてみますと、応用情報技術者試験は過去問が非常に重要そうです。
そのため、他のサイトでも、
過去問頑張って解きましょう!それだけで十分です!
みたいなものがありますが、それは基本情報などの基礎がしっかりある方、もしくは実務経験を積んでいる方です。
いきなり応用情報技術者試験の相手を知ろうと、過去問に取り組んでもぼっこぼこにされるのは目に見えています。
社会人の勉強はモチベーションを維持することが大事です。
やる気をいかに持続させるか。
これは誰に責められるわけでもない社会人の勉強にとって非常に重要です。
ですので、まずは上で紹介したわかりやすいで有名なキタミ式イラスト塾を最初から読んでいきました。
最初はマンガの部分を中心に読んでいけばいいかなと思います。
まずは内容に興味を持って頭に印象を残すことが大事。
そのため、章末にある練習問題は参考程度です。練習問題では、実際に応用情報技術者試験で出題された問題が紹介されていますが、おそらく現時点では解けないものが多いです。
参考書のその章を読んだとしても、問題が解ける知識が得られるほど応用情報技術者試験は甘くありません。
ただ、その情報の知識を応用するためには、やはり情報の世界について慣れる必要があります。
応用情報用の参考書を一通り読むことで、その慣れは手に入ります。
そこからその先の”応用”につなげていくためには、次のステップが必要です。
ですので、まず一周読み込んでいきましょう。
ただページ数多いんですよね。さすが応用情報です。
800P越えです。重いです。
ですが読みやすい構成になっていますので、ゆっくり焦らず読んでいきましょう。
読み終えたら、一度過去問の中の一年以上前の回の午前問題を1回分解いてみてください。
問題数は1回当たり80問あり、制限時間は2時間半です。
まだ解ける問題は少ないと思います。大変ですが頑張ってください。
午前問題対策は過去問が非常に重要
1回分解いてみると分かりますが、キタミ式参考書に掲載されていた問題と同じものがあったかと思います。
そうです。応用情報技術者試験は毎年過去問から半数程度流用されています。
だったら、過去問を完璧にすれば半数の50点。あとは選択問題4択の運で12点程度取れれば午前は合格じゃん。
という作戦もありかもしれませんが、結構リスクがあります。
過去問からの出題は過去10年以上前からも出題されます。
年2回の10年間。午前問題80問ありますので合計1600問です。
当然何度も出題されている問題もありますので重複はありますが、その他にもITパスポートや基本情報などからも出題されているので全てを網羅して覚えようとするのは非合理的です。
情報引用元:応用情報技術者ドットコム統計ページ
相手(午前問題)を見据えたうえで、再度キタミ式イラスト塾を読んでいきます。
最初の方が飛ばしてもいいかなと思います。必要だと思うところをどんどん見て理解していきましょう。
二週目は早いはずです。一週目は2~3週間ぐらいかかったかもしれませんが、半分ぐらいで一通り復習できるのではないでしょうか。
そして、また過去問を解きます。
ここからは間違えた過去問の内容もしっかり確認しておきましょう。
応用情報技術者ドットコムさんのサイトには過去問の解説が漏れなくされております。
活用しつつ、理解を深めていきます。
キタミ式は辞書のような扱いになりますが、この後も午後の対策で役に立ってもらいます。
大体5回分ぐらい過去問午前問題を実施してみると、どんどん点数が上がっていくことが分かると思います。
午前問題 過去問周回の罠
午前問題の過去問演習の際に気をつけておかなければならないのが、過去に遡りながら過去問を解いていくと点数がどんどん上がっていくことです。
ほぼ間違いなく上がっていきます。
なぜでしょう?勉強の成果が出ているからでしょうか?
もちろんそれもあります。ですが、原因は応用情報技術者試験は過去問の流用が多いことが原因です。
そのため、現在から過去に遡って解けば解くほど、今まで見た問題と同じ問題が増えていき、自ずと正答率が上がっていきます。
そうは言っても実力もついているのが大きいんじゃない?
と思った方。
一度、最新の過去問をやってみてください。
その結果が今の実力です。
自分は過去問を5回分ほど実施して、おおよそ75%ぐらいの正答率(60/80問)になっていました。
ただ、そのことに気が付いて、出題されないと分かっていても一番新しい過去問に取り組んだところ。
ぎりぎり60%(49/80)を少し超える程度でした。
解けない問題の多さにびびりました。
またまた応用情報技術者ドットコム様からの引用です↑
危ないです。慢心してそのあと午後の問題ばかりやっていたら合格ライン(60%)に達しない可能性もありました。
応用情報技術者試験の壁 午後の問題対策
さて、午前問題の対策はまだ終わりではありませんが、午後の問題も良い勉強になる問題が出題されます。
そして、応用情報技術者試験の本番はここから。
午後の問題は、午前問題で出題される知識を活かして、実際にどのような場面で使用され、どのように活用されるか。その時に出てくる問題点、その他改善方法など、しっかり情報の知識を応用できるか、ということを試されます。
ですので、実務で実際にやっている方は有利です。
ただ、自分のように0知識でもなんとかなります。
出題される問題は、実社会において実際にある(であろう)状況下で出題されます。
ですので、情報社会の仕組みが問題のストーリーを通して非常に分かりやすいです。
また、そういうシチュエーションで出てきた技術や用語はストーリーと共に頭に残りやすくあります。
午前問題でなんとなく覚えた内容が、実社会を背景にした午後の問題でも出題されると、内容が理解しやすいです。それをまた、午前問題にもフィードバックできますし、さらに午前問題の理解が進めば午後問題にも再度フィードバックされてきます。
午後の対策は、過去問を遡って解いていくことで、どんどん知識として定着していきます。
これが非常に重要。
おそらく今までの進度とは比較にならないぐらいで成長していくものと思われます。
中々実感はできないのですが、実力はついていますよ。
試験範囲が広すぎる応用情報技術者試験
キタミ式イラスト塾はやはりその読みやすい性質のためか、内容は薄くなりがちで、試験範囲をすべて網羅できません。
そもそも応用技術者試験の範囲が広すぎるというのもあります。
高度情報処理資格群はそれぞれの分野を深堀した構成になっています。
一方、応用情報技術者試験は、それらすべての範囲の入り口部分を網羅しており、とんでもなく広い範囲でありつつ深さもそこそこになっています。
情報処理試験の中では一番勉強の体積が多いと思われます。((´・ω・)体積?)
どこまで勉強して、どこからを捨てるか。そのあたりの見極めのためにも過去問を解くということは重要です。
午後の問題の選択と過去問
ただし、午後の問題は取捨選択に注意が必要です。
午後問題の選択については、以下の記事で解説しています。
最終的に過去問に慣れるために午前の部であれば5回分以上。
午後の部であれば10回分以上解いておくことをお勧めします。
試験直前の勉強方法
試験日までの前々日までは午後の問題を過去に遡って解いていました。
おおよそ平成27年ほどまでしか遡れませんでしたが、まぁ十分かなと思えるぐらいにはやりました。2か月しかないしね。
試験日の前日は、もうほぼ忘れてしまっている午前問題の復習です。
分からなくても覚えておければラッキーです。
実際にポカミスなどもありましたが、午前問題で75%程度取れたものと思います。
この後、午後の問題になりますが、そちらは記述式なうえに解答の公表が合格発表直前になるため、まだわかりません。(ダメだったらゴメンなさい)
ですが、
全然ダメだった。
という手ごたえではありません。
結果はどうあれ、おおよそ二か月で試験問題に太刀打ちできるぐらいにはなったかなと思います。
試験時間2時間半は長い?短い?
さて、これらの試験勉強を経て、実際の試験ではどうだったのか?
応用情報技術者試験は午前、午後に分かれており、それぞれ2時間半で問題を解く必要があります。
午前の部 4択選択式 80問
令和5年度春期の試験を受験しましたが、この年の午前の問題は理系的(?)だったようです。もともと理系なのでそれほど感じませんでしたが、確かにR4年の秋期の過去問を解いてみた時よりは取り組みやすい問題が多かったです。
ただやはり、80問という問題の多さはありますので、若干その傾向がある程度でしょうか。
時間は想定していた通り1時間半ほどで完了。見直しも含めて途中退室してきました。
解答に自信がある問題が7割ほどありましたので、きっと大丈夫だろうという感覚でした。
ただ、やはり訳の分からない問題もありました。初見殺しのような問題もあったりするので、精神的にある程度余裕があったほうが良い結果になると思います。
午後の部 記述、選択問題 5問
午後の部の選択問題については別記事で書いていますが、こちらは午前と違って時間はかなり厳しくなります。
試験時間は変わらず2時間半ですが、11問の中から5問を選択する必要があります。(内1問は必須問題)
この選択問題を何にするか?というのは本番の問題で判断する必要があります。
また、過去問を解いているだけでは分かりにくい、制限時間のプレッシャーはかなり厳しい。
また、30分あれば1問解けるところではあるのですが、
試験終了まで残り30分。
という状況では、もう時間が無いに等しい感覚に陥ります。
午後の問題については11問という分野が決まっておりますので、自分はその中の7問について勉強していき、本番で5問を選択するという形で臨みました。
結果、問題を絞り込めず6問解くことになってしまいましたが、なんとか制限時間までに終えることができました。
このあたり過去問を解いて時間を測って練習する必要があります。
最後に応用情報技術者試験を受験した感想
できれば合格したいですが、そうでなくても非常に面白く、ためになる試験勉強でした。
システム開発の手順、セキュリティはもちろん、経営戦略手法やマネジメントなど、今後の情報化社会に必要なものを一通り学べた気がします。
合格発表は6月29日です。
いつの間にか記事が消えていたら、再チャレンジていると思ってください(コラ)
それでは!
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