[応用情報]社会人と学生が選ぶべきおすすめの午後問題+受験体験記

応用・基本情報資格

こんにちは、はっちです。

今回は20年ぶりに情報系試験、応用情報処理試験を受験してきました。

はっち
はっち

この応用情報技術者試験問題ってどこまでページ続くんだよ・・・

学生や社会人におすすめの応用情報の午後の問題は?

どんな勉強したのかな?

など気になる人もいるかと思います。

応用情報午後試験勉強は選択問題6問に絞っておき、本番はその中から4問を選ぶ。

という方針で行きました。詳細を見ていきたいと思います。

応用情報技術者試験 午後問題の構成

まず、応用情報技術者試験の午後問題は、11問中、5問を2時間半の試験時間の中で解く形式です。内、問1の情報セキュリティについては必須問題なので、残りの4問を選択する形になります。

選べる問題の中から何を選ぶかが重要です。

・問2 経営戦略

・問3 プログラミング

・問4 システムアーキテクチャ

・問5 ネットワーク

・問6 データベース

・問7 組込みシステム開発

・問8 情報システム開発

・問9 プロジェクトマネジメント

・問10 サービスマネジメント

・問11 システム監査

となっており、それぞれ1問当たり4~5ページに渡る長文問題を読んで、設問に選択肢ないしは記述で解答する形になります。

かけられる時間はおおよそ1問あたり30分ですが、本番ではそんなに上手くいきません。

目標20分で1つ問を解き、必須を含めて全7問を押さえ、選択する。

ただそれは相当厳しい目標です。できる問題もある。という程度。

ただ、過去問を解いていると、大抵の場合1問~2問は難易度の高い問題(解けない問題)が含まれます。

ですので7問と言ってはいますが、大抵1問は解けずに6問(必須1問+選択5問)解くことになります。

どこの分野で難しい問題が出題されるかはわかりませんので、ある程度余裕をもって勉強しておくとよいかなと思い、今回7分野に限定して勉強していきました。

ただ本番にはまた、想定とは違うことも起きます。

その本番の体験も踏まえて攻略していきたいと思います。

それぞれの午後問題の内容と傾向

午後の問題はそれぞれ高度情報試験(レベル4)につながる分野ごとに出題されます。

その分野ごとに選択問題が10問という選択の幅があるので、ある程度問題を絞り込んで勉強することをおすすめします。

基準としては、理系向きか、文系向きか。

また、社会人向きか、学生向きかで評価しています。

それを背景に出題される問題の傾向を分析と自分の得意分野をみながら取捨選択していきます。

一部抜粋にて掲載している問題については試験を監理監督している独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のHPにて公開されている試験情報を参照しています。

問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2023年度、令和5年度) | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理推進機構(IPA)の「問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2023年度、令和5年度)」に関する情報です。

問1 情報セキュリティ(理系文系問題)

社会人・学生 おすすめ度 ★★★★★(必須問題なので★5)

近年サイバーテロの手口も進んできており、情報リテラシーとしても最重要な分野になるためか、必須問題として出題されます。

ウィルスというよりも、マルウェアの手口、侵入の仕方、攻撃方法、企業としてのセキュリティの高め方、などが出題範囲となります。

ここは避けて通れませんが、大事な知識になりますし、他の分野でもセキュリティの考え方は有効です。頑張りましょう。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

不穏な文字で次に続きます。

ランサムウェア:企業などの重要な文書などを勝手に暗号化し、内容を読み取れないようにする攻撃。解読に金銭が要求されることもあり、支払ったところで解除してくれるとは限らない。

問2 経営戦略(文系問題)

社会人おすすめ度 ★★★★★

学生おすすめ度 ☆☆☆★★

情報通信技術(ICT)の考え方を用いた経営戦略について出題されます。

企業との連携、SWOT分析の上での強化範囲、キャッシュフローや製品原価などの簿記の範囲からも出題されます。

簿記の範囲としては2級の一部の財務諸表などから出題されますので、その知識を持っていると強みとなります。自分は簿記3級持っていますが、3級では意味が分かるけど問題は解けない。という感じでした。

社会的な視点が多く、企業がどういうものか知っていると理解しやすいことが多いです。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

情報試験らしくなく、応用情報らしい出題範囲です。(何を言っているかわからない( ゚Д゚))

問3 プログラミング(理系問題)

社会人おすすめ度 ☆☆☆★★

学生おすすめ度 ☆★★★★

アルゴリズム構築や実際にプログラムの穴埋めなどの知識を問われます。

普段から実務でプログラムに触れているか、プログラムを勉強している学生でないと厳しい問ですが、コードを作ることができる人にとっては易しい問題だそうです。

自分は捨て問としました。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

問4 システムアーキテクチャ(理系問題)

社会人おすすめ度 ☆☆☆★★

学生おすすめ度 ☆★★★★

サーバーやPC、クラウドなどのシステムを構築していくために必要な知識を問われます。

計算問題も出題されやすく、電卓無しでは中々厳しいところもありますが、応用情報試験では電卓は使用できません。苦手な人はとても苦手な分野だと思われます。

ただ、込み入った知識は必要無い場合が多く、理系としては理解しやすいかと思います。

スループットの話が多く、計算に慣れている学生向けかと思います。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

その中でも今年の問題は込み入った知識が必要と思われました。( ;∀;)

問5 ネットワーク(理系問題)

社会人おすすめ度 ☆☆★★★

学生おすすめ度 ☆★★★★

ネットワークの構築、またセキュリティについても問われます。

問1のセキュリティの延長になる範囲でもあるのですが、サーバーやルーターの設定などを構築することに慣れていれば、難しい範囲ではないのかと思います。

なんとなく解けてしまうため、最初は選択していましたが、やはりそれでは良くないと思い捨て問にしました。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

問6 データベース(理系問題)

社会人おすすめ度 ☆☆☆★★

学生おすすめ度 ☆☆☆☆★

普段から業務でSQLに触れている方でないと難しいかと思います。星の数に関わらず、触れているかどうかですが、分かれば簡単なようです。

20年前、このデータベースがあるからソフトウェア開発技術者試験を受験するのを諦めた経緯があります。

捨て問にしました。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

問7 組込みシステム開発(理系問題)

社会人おすすめ度 ☆☆★★★

学生おすすめ度 ★★★★★

防犯ブザー、車両検知、ウェアラブル端末などのように商品に組み込まれるシステム構築に関する問題です。

内容は非常に興味深く、全体的に他の問よりも聞かれていることが理解しやすく、問題もそれほど難しくないため積極的に解きに行っていましたが、近年問題文が長く、難易度が上がっているような気がします。

計算問題も良く出題される問です。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

様々な位置測定サービスとして組み込まれるシステムについての問でした。

問8 情報システム開発(理系文系問題)

社会人おすすめ度 ☆☆★★★

学生おすすめ度 ☆☆☆☆★

アジャイル開発、E-R図なシステムを開発する事柄から出題されるため、非常に実務的な範囲になります。

この後に出てくる問9と関連してきますが、よりシステム開発寄りな問題となるため太刀打ちできませんでした。

捨て問です。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

問9 プロジェクトマネジメント(文系問題)

社会人おすすめ度 ☆★★★★

学生おすすめ度 ☆☆☆★★

こちらは問8の上流側のイメージです。システム開発のためのプロジェクトをどのように円滑に進めていくか。という事柄から出題されます。

プロジェクト全体を俯瞰するような視点が必要です。

まだ勉強しやすいですが、時々訳が分からない問題も出題されます。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

あんまり専門用語使いすぎると意識高い系だと思われます。

問10 サービスマネジメント(文系問題)

社会人おすすめ度 ☆★★★★

学生おすすめ度 ☆★★★

システムがリリースされ使用されいている段階もしくは、その計画、キャパシティ管理などについての出題がされます。

システムにインシデント(事故)が起きた時にどう対処するか?サービス停止時間は?バックアップは?などを継続的に改善、サポートしていくような視点です。

比較的分かりやすく、解きやすい問題です。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

オンプレミス好きですね、この年。

問11 システム監査(文系問題)

社会人おすすめ度 ☆☆★★★

学生おすすめ度 ☆☆☆☆★

企業においてシステムが無事リリースされて安定稼働しているうえで、そのシステムの改善点、不正の隙などを見つけるための企業に対する監査を行う監査人の立場としての出題になります。

監査する側の特殊な視点が必要ですので、普段から慣れていないと意味が分からない範囲です。

ただ、過去問の練習を積めば慣れることもできます。

ついでに性格が悪くなります(ぇ)

冗談です。

問題文一部抜粋(R5年度春より)

監査手続書を作成できるようになる日は遠いです。

非情報系社会人が選ぶべき問題

さて、各問についてざっくり解説したところで、これらから最終的なおすすめに分類してみます。

非情報系社会人としては、専門知識が必要か、国語力で対処できるか。です。

応用情報技術者試験の午後の試験は、3~5ページに渡る長文読解でもあります。

長文を読み、内容を理解し、問題点を見つける。

という国語的な能力が非常に重要です。

そしてそれを支えるのが社会経験でもあります。

そのため、深い情報系の知識が必要というよりは、情報の知識を応用する能力が試されます。

以下その観点から区分をして選ぶべき問題を見ていきます。

専門知識が必要な4問(常時危険信号)

・問3 プログラミング

・問5 ネットワーク(場合によってはアリ)

・問6 データベース

・問8 情報システム開発

この4つについては専門的な内容が問われることが多いため、仕事、専攻などで触れていない限り避けた方が良いと思われます。

逆に学習したことのある分野であればぜひやってみるべきです。一気に差が付けられるかもしれません。

また、問5のネットワークだけは未経験でも選択しても良いかもしれません。

自分も最初は勉強しようとしていましたが、結局底が見えないため止めてしまいました。

国語力+で解けることが多い6問(青信号から黄色信号)

・問2 経営戦略(ただし財務諸表など一部危険)

・問9 プロジェクトマネジメント(時々危険)

・問10 サービスマネジメント(青信号が多い)

・問11 システム監査(慣れることが必須)

この4つは情報の知識と国語力で解けることが多いです。

実社会を背景にした問題が出題されるため、比較的想像しやすい範囲になりますが、国語力が重要になります。

ですがそこまで構える必要は無く、むしろ社会人であれば積極的に取り組んでみてもいいですし、学生でも違う世界を知ることができ取り組みやすいかと思います。

国語力+計算力の2問(間違えやすいけど比較的取り易い)

残りは国語力+ちょっとした計算力になります。

・問4 システムアーキテクチャ(時々危険)

・問7 組込みシステム開発(易しいはずが近年難易度上昇中)

理解しやすい時は分かるのですが、込み入ってくると内容が頭に入りません。

計算が求められることが多く、数値を入れる問題には部分点はありません。

0から数えるのか、1から数えるのか。

1ずれるだけで間違いになるため、試験中不安になることもあるかと思います。

0か1か。理系的な範囲になるかなと思います。

選ぶべき問題は人それぞれの人達が集まる

これらを踏まえて、主に専門で情報分野で活躍していなければ、国語力で解ける問題6問以下から4問選択するほうが無難かと思います。

そうでなければ、仕事で触れる分野や良く知っている分野を1問取り、残り3問を国語力の中から選ぶのが良いのではないかと思います。

ただ、その中でも当然難易度についてはその年毎で変わりますので、その見極めが午後の2時間半の試験の中で解き切るのに重要となってきます。

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午後の問題開始時に行うこと

午後の問題は2時間半もありますが、問1つあたり30分程度かかってしまうこともあります。(私だけ?( ;∀;))

そうすると、試験時間2時間半の中で5問しか解けません。

5問ぎりぎりの解答しか予定していなければ、一部つまづいただけで総崩れになる可能性があります。

なので、最初にやることは、問題のアタリを付けること。

どの問題が解けそうかを、設問を見て判断します。

問題文から判断しようとしても良いのですが、4~5ページある問題文を読んでいると、それだけで10分~15分かかってしまいます。

ですので設問から、

・おおよその何が聞かれていそうか。

・選択肢のある問題であれば、その選択肢の意味が分かるか。

・掲載されている図や表を見て、内容や計算量が多そうかどうか。

そのあたりから、どの問題が早く終えられそうか判断します。

この判断ができるようになるためには、過去問を解いておくことが必要です。

自分の場合、約15回分の過去問を解きました。(ただし平成27年春期以前は6問選択式ですので、現在より1問多くなっている分、問題の分量が少なくなっています。気持ち)

多分そこまでの回数は必要は無いのですが、アタリを付けようと思っている6題を15回分ぐらい解くと、似たようなジャンルの問題が出題されるようになってきます。

長文読解の中でやはり触れたことのある範囲というのは理解しながら読むスピードが上がります。

初速0からスタートではなく、初速0.1からのスタートでもその分ゴールは近くなります。

地道でしたが、国語が苦手な自分としては、これをこなして早く問題を解くことが大事だと感じました。

では実際に本番ではどうだったのか?

ここまでの午後対策をした結果、実際の午後問題は本番ではどうだったのか?というところを実体験を踏まえて話していきたいと思います。

まず、必須問題である問1の情報セキュリティの分かる問題だけを解き、そのあとで4題のアタリをつけることにしました。

そして眺める勉強してきた6つの問。

・・・

なんとなく全部いけそう(汗)

恐れていた事態です。

1問ぐらいは見ただけでOUTな問題が欲しかった。

これでは絞り込めない。と思い、計算が面倒そうな問4のシステムアーキテクチャ、問7の組込みシステムを省くことにしました。

残りの問題(問2、問9、問10、問11)を解き進めていくことにしましたが、そこから40分後。

問2が終わり、次の問9を解いている時に気が付きます。

はっち
はっち

この問題ヤバイ。

問9プロジェクトマネジメント。

文章も普通、設問の見た目も普通、ただ、問われている内容が悩ましい。

長文を読み、設問に取り掛かる段階で気が付きました。

15分ほどのロス。

ただ読んでしまった。

はっち
はっち

他の問にいくよりもこの問9を頑張ったほうが良いのでは?

ということが頭をよぎります。

そんな思いを引きずりながらですが、振り切って問10に臨みます。後から問9に帰ってくるかもしれない。このロスは気持ち的に重い。

問10サービスマネジメント。

良かった普通だ。良く見かけるお題だし。

ただ、問題文が長い。かなり時間が削られる。。。普通に問題も難しい。

挽回しなければいけないのにこれは厳しい。

続く問11システム監査。これは普通。。。普通で良かった。

どうしたら整合性が取れるかを考えて問題を解く。

時間はもうすぐ1時間50分が過ぎようとしている。結構時間を取られてしまった。

計4問解いた時点で、問4のシステムアーキテクチャか問7の組込みプログラムか、はたまた問9に戻るかで悩みます。

まだ時間は40分ほどある。あるけどできて1問。

問9に戻ることになっても問4か、問7かを解いておきたい。

どちらも計算問題が面倒そう。

問7の組込みプログラムに至っては、問題文が長く、設問が前後半で違うことを聞かれる構成っぽい。これは面倒。

面倒だけども、ちまちま点数を稼ぐ分には良いかもしれない。

その場合問7の方が難易度は低いはず。

良し問7でいこう。時間いっぱいまで粘ろう。

そう決めて解き始める。残り35分。

良く読むと、前後半ではなく、前、中、後半構成。

はっち
はっち

なにこれ、もう知らない。でもやるしかない。

時間はあるようで、本番ではほとんど無いと感じてしまう。

焦る。

ただ、残り10分。なんとか最後までたどり着けた。

が、正答率はどうだろうか。計算問題が怪しい場合、ふわふわしてても途中で切り替えている問9の方が解けているかもしれない。

比較してみても問7が優勢っぽい。

最後に選択した問に〇をつけて一応5問(問1情報セキュリティ、問2経営戦略、問7組込みシステム、問10サービスマネジメント,問11システム監査)で終了。

念のため問4のシステムアーキテクチャを見てみる。

はっち
はっち

なんだこれ。

良く読むとやばかった。これは焦りを含めた試験時間では解けない。

こちらを選んでいた場合、問7に戻ってこれただろうか。

焦りで自滅していたかもしれない。

応用情報技術者試験を終えて

応用情報技術者試験は問の選び方、また得意分野の出題のされ方によって大きく運に左右されると思いました。

実務経験の無い中で、暗記していくだけでは応用情報は解けない。そう実感しています。

これは頭の良い人。小さいころから本をたくさん読む人は得意な試験かもですね。

自分の友人で応用情報技術者試験に合格しているとても頭の良い友人が言っていました。

オレすげー午前問題みたいに覚えるの苦手なんだよ。午後は良いんだけどね。

普通逆だろ。。。という突っ込みはしないでおきました。長年の友人です。

はっち
はっち

お前ならな。

と返しておきました。良いやつなんです。上司におすすめです。

友人はSEですが、間違いなくプログラムをやらせるよりもプロジェクトをまとめさせた方が力を発揮します。そんな人こそ応用情報技術者試験は向いているのかもしれません。

問題の傾向としても、プログラムなどの専門知識はその中の1分野。

大きな視点で分野を構成している試験が応用情報技術者試験だなと感じました。

情報の世界では、登竜門と感じるような試験です。(入口という意味ではなく、エースへの第一歩という感じ)

ですので、頑張って取れない試験ではありません。ですが運も左右します。

その人にとっては一度や二度の失敗も仕方がない年もあります。

頑張っていきましょう(私も)

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