昨年の電験1種合格発表後。
どうしようかなと思いながらも、合格体験記を作成し、雑誌「電気計算」さんにメールで寄稿させていただきました。
その後、何の音さたも無く、3か月ぐらい経過したため、

掲載は無さそうだな。リライトして新電気さんに送ってみようかな。
ということでリライト開始。
電気計算の場合は1600字~2000字程度で提出だったのですが、新電気では1400字程度でしたので、中身を省きつつリライトする必要がありました。
削って削って、と時間のある時に作業していたら、突然ですが電気計算の雑誌が届きました。
どうやら寄稿者に「こんな感じで販売しますね」というもののようです。
えっ!と思って中を見てみると、確かに数か月前に寄稿した合格体験記が掲載されているじゃないですか。
本当に突然だったため、びっくりしてしまいましたが、確かに自分です。出身地が違ってましたが(汗)
何か連絡ぐらいあったらな~と思いつつも、メールでは無く封筒で送った場合であれば、まさにこんな感じかと思い直しました。
ということで、長い前置きでしたが、ちょっと新電気さんを”よいしょ”しながらリライトした文章が、なんだか寂しい感じになってしまいましたので、このブログ上で公開し供養としたいと思います。
掲載されることの無かった電験1種合格体験記
原文ママ
令和7年度、計4回目のチャレンジでようやく合格をすることが出来ました。電験1種は受験者数の内、初回受験者の内訳が10%台という中、4回目のチャレンジで合格できたのは幸運だったのかもしれません。
電験1種受験の動機としては、40歳を間近に迎えて「勉強のやり直し」をしたいと思い勉強を初めたことから始まりました。
電験3種は取得しておりましたので、まずは電験2種、エネルギー管理士と取得していき、技術士(電気電子部門)を最終目標として勉強を続けました。
3年かけて無事目標を達成することが出来ましたが、技術士には継続研鑽の義務が課せられます。
そのため「取得後も新たな知識を得ていかねば。」と思ったことから電験1種を目指すこととしましたが、それがいわゆる“電験沼”であることに気が付いた時にはずいぶん長い時間が経過していました。
初年度に一次試験は無事突破、合格するつもりで臨んだ二次試験でしたが、見事に惨敗してしまいます。
今思えば実力不足であったと思わざるを得ませんが、当時は相当悔しく、その思いを持ちつつも他の資格を取ることで気持ちを紛らわせていました。
続く2年目2回目の二次試験。自信満々で臨んだ奢りもあったからでしょうか。
試験中、「これは解ける」と思った問題を敢えて避け、難しそうな電力円線図の問題を解くという、今思えばなんでそんなことを、、、ということしてしまいました。
「難易度の高い問題にチャレンジしても合格できる」と確信していましたが、合格発表日に目にしたのは“合格者一覧にありません”の文字。
原因は「計算ミス」と「題意の取り違い」。特にこの“題意の取り違い”という課題は、最後まで私を苦しめることになりました。
3年目。
一次試験の復活も焦点は二次試験に合わせて勉強を行います。
一次試験は無事突破し続く二次試験では、論説中心の問題の選択を行い、解答を作成しましたが、どことなく手応えはしっくりきませんでした。
この時、“題意の取り違い”が頭をよぎっていたものと思います。問題製作者が何を求めているのか、解答は何が正解なのか。
電験1種の論説問題は解答の幅を広く捉えることもでき、その中でどれが求める解答なのかというのが非常に分かりにくいです。
結果、迷走してしまい、自分の答えに自信が持てなくなってしまいました。
計算主体である機械制御はできましたが、電力管理が散々なものだったと思います。
そして迎えた4度目の二次試験。出題された問題の中で私の実務と合致する「電気設備の点検」についての出題がされました。
「これはラッキーだ!」と思い選択しようと思いましたが、ここでも“題意の取り違い”が頭をよぎります。
「書けることはたくさんあるけどどれが出題者の求める正解なのか。どこまでが加点対象なのか。」
そんな自身の回答に対し疑心暗鬼に陥り、結果、その設問を選択しないという決断をしました。
他の問題に自信があったからこその判断でしたが、その自信のある問題でも題意を取り違えて大問の半分を落としており、「これでは2年前と同じ。」と不安でいっぱいでした。
そして、合格発表の日。緊張しながらも久しぶりに見る“合格者一覧にあります”の文字を見た時のうれしさにはこみ上げてくるものがあり、またようやく“電験沼”から解放されたとの喜びもありました。
今回、電験1種の勉強を通じて、電気の全体的なつながりを体系的に学ぶことができました。
今回得た広範な知識は、自分の技術者としての視座をより深く、確かなものにしてくれたと確信しています。
勉強方法としては主に過去問を使用しましたが、新電気で連載されておりました「やさしく語る2種セミナー」は毎月楽しみに読んでいました。
さらに昭和の過去問も拝見する機会がありましたが、これが思いがけない新しい発見につながりました。電気の世界は日進月歩ですが、その根底にあるのは過去に積み上げられた検討の歴史です。
その本質に触れられたことは、私にとって非常に大きな経験となりました。
電気は全てつながっている。そのことを胸にしっかりと刻んで日々の業務にも取り組んでいければと思います。
ありがとうございました。
はっち


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