以前、電験1種でおすすめの参考書や専門書(論説)ということで紹介させていただきましたが、実際にどの程度実際の問題に出題されたのでしょうか。

近年出題された問題と、おすすめした参考書の中で自分が特に役に立った!と思っている参考書を、掲載されている内容とを照合してまとめてみましたので参考にしてください。
掲載されているからと言って次も当たるわけでは無いんですが、限りある時間の中でどれを優先するかの目安ぐらいには考えて頂ければなと思います。
膨大な論説の範囲を網羅する参考書
電験1種の論説の範囲となると、カバーする電圧における事象が範囲。
つまり無制限の電圧を扱える電験1種は低圧から現在日本において採用されている最高電圧である超特別高圧(50万V~)よりも先も範囲として含まれることになります。
それらを全て論説対策本として取り扱うのは無理なのではないかと思います。
厳選された問題やテーマに対して、参考書がどれだけ有効かの目安になればと思います。
今回は自分が良く使用した3つの参考書、
・電力系統
・電験1・2種/技術士 分野別最重要テーマ
・徹底攻略 電験1種 電力
で見ていきたいと思います。
各参考書の大まかなテーマは以前の紹介記事を参考にしてください。

他にも使用しましたが、電験の範囲をある程度網羅しようとしている参考書に限定しています。
ということで、この3つの参考書を令和5年~令和7年の3年間に電験1種で出題された問題について評価してみました。
直近3年の問題を選定しているのは、参考書が問題に対応する前に比較したいからです。
若干の解釈違いはあるかもしれませんが、次のようになりました。

〇が2点、△が1点とし、空欄は解説自体が無いか、出題テーマが違うなどです。
今回は論説対象なので、問がほぼ計算問題のものは灰色背景にしています。
また備考欄には過去に出題された類似問題の出題年度もメモ程度に記載しています。
範囲の広い電験1種であるため、ズバリ当てるということは難しいかもしれませんが、関連していても、論説するには大きく助けになるかなと思います。
電力系統 カバー率45.8%
1種の範囲は系統的な話が多く、本のテーマとしてもやはり多く出題されている印象です。
ただ、発電所の話や、配電系統の分野はやはり少し弱い傾向があるようです。
脱調分離リレー、電圧不安定現象、分散型電源の話も大きく触れられており、頼りになる一冊です。
電験1・2種/技術士 分野別最重要テーマ カバー率33.3%
かなり細分化されたテーマで解説がされているため、出題される問題を全てカバーするということは少ないですが、それぞれのテーマの繋がりを見ておけば、かなりカバーされているものと思います。
内容としても読みやすく、勉強がしやすい一冊です。
徹底攻略 電験1種 電力 カバー率54.2%
やはり同じ電験というカテゴリの中、似たような問題が出題されやすいのかもしれません。
電験1種の電力(一次試験)は出題方法こそ穴埋め問題ですが、中身を見ていくと、問一つで論説問題として出題されてもおかしくない内容のものは非常に多く感じます。
また、この参考書では、問に関連する内容も解説していたりするため、出題された内容の知識だけでなく、周辺知識についても、出題されそうなところが解説されていたりするため、知識を関連付けて覚えることができます。
この3冊だけでもとんでもない量
目に見えない電気をどう取り扱っていくのか。
それには現代までの弛まぬ研究の成果が受け継がれています。
直流送電や広域ループの検討、事故発生時の局限化技術などは1種特有のテーマと言えるかもしれません。
そして、有識者で構成される問題製作は、正しい表現、正しい事象で表されていることと思われます。
過去に出題された問題というのは、非常に重要なことを理解するために必要であり、一番の対策は過去問であるということは変わりないと思われます。





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