2019年課目3問10(2)
三相同期発電機の星形1相分のベクトル図をしめしたものである。ここで、˙Iaは電気子電流であり、遅れ力率での運転状態を示している。
界磁起電力˙Ffにより、π2遅れて誘導起電力˙E0が発生する。界磁起磁力˙Ffと7起磁力˙Faの合成起磁力˙F1が、エアーギャップに作用する起磁力となる。これによって、誘導起電力が線分8で示される誘導起電力˙E1に変化する。˙E0と˙E1との差は7リアクタンスによる電圧降下である。
誘導機電力˙E1から9リアクタンスによる電圧降下及び電気子抵抗raによる電圧降下(ra˙Ia)をベクトル的に差し引いた、線分7が端子電圧˙Vとなる。
ここで、∠AOEは力率角ϕに相当する。また、∠COAの作る角δは、11と呼ばれる。
コメント