2021年エネルギー管理士試験(電気)問題の感想と難易度

エネルギー管理士

エネルギー管理士試験(電気)受験された皆さんお疲れさまでした!

4課目の長丁場は大変だったのではないかと思います。

私も速報部隊に参加させていただいた関係で一通り問題を解いた感想を書いておきたいと思います。

課目ごとの評価と難易度

難易度は1~5段階で表記しています。

問ごとのトータルですので難しい問題と易しい問題が混在している場合は間を取るようにしていますが、若干難しい問題に引っ張られる傾向があります(苦笑)

課目1 エネルギー総合管理及び法規

問1 エネルギーの使用の合理化等に関する法律及び命令

選択肢に当てはまりそうなものが多く、受験生を悩ませたのではないかと思います。

特定消費機器だけでなく特定熱損失防止建築材料からも出題されるなど、ちょっとひねった傾向でした。

難易度3

問2 エネルギー情勢・政策・エネルギー概論

最新の火力発電の燃料比率、再生エネルギー比率など細かく勉強していないと辛い問題が出題されました。

難易度4

問3 エネルギー管理技術の基礎

熱と電気の基礎問題が出題されますが、奇をてらった問題は無かったのではないかと思います。

難易度2

課目2 電気の基礎

問4 電気及び電子理論

(1)は易しい問題。逆に不安になるかもしれません。(2)はおなじみの三相交流電源問題。⊿ーY変換はしてもYー⊿変換はあまりしないため、少し戸惑った人もいるのでは。少し長いですが落ち着いて解けば標準的な問題です。トータルで難易度2程度。

難易度2

問5 自動制御及び情報処理

オペアンプと自動制御が組み合わされた問題。ただ、外乱の影響も計算されるわけでもなく、戸惑わずに誘導どおりに計算すれば解き易い問題。

後半の情報処理は人によるかなと思う知識問題。相変わらずの範囲の広さ。

難易度3

問6 電気計測

オシロスコープに関する問題は扱ったことのある人ならわかりやすいかもしれません。ただそうでない人も多いと思いますので少し難し目。

一方で後半の誤差の問題は基本的な問題です。

難易度3

課目3 電気設備及び機器

問7 工場配電1

フェランチ効果と再生エネルギーの問題は基本問題。(3)、(4)は計算が面倒ですが式は比較的かんたんです。ピークシフト、不等式の問題はエネルギー管理士らしい問題です。

難易度2

問8 工場配電2

各種機器に関する設問が出題されましたが、V-V結線の利用率、悩ましいのはCTの開放、高調波のひずみ率など、少し難しい問題が出題されました。(3)の計算問題は難しそうですが、電流値の足し合わせに注意すれば標準的な問題です。

難易度3

問9 電気機器1

半導体電力変換装置、誘導電動機の問題は標準的な問題かと思います。計算問題の(4)もややこしくはありますが、拘束試験の意味を知っていて、かつ、誘導に従えば標準的な問題です。

難易度3

問10 電気機器2

変圧器の励磁、同期機の仕組みなど苦手な人が多そうな分野から出題されました。仕組みを理解しておくことが大事です。後半の計算問題は変圧器の損失問題です。エネルギー管理士らしい問題ですが、一次側と二次側が別れているため戸惑った方もいるかもしれません。

難易度3

課目4 電力応用

問11 電動力応用1

(1)インバータの問題が出題されました。PWM制御など知っておくことが多いですが、標準的な問題です。

(2)では難解な電気自動車が出てきました。モーメントも含め、微分方程式を解かなければいけないため非常に厄介ですが、問題を解くだけなら、色々なものに目をつぶって解くことも出来ます。

難易度4

問12 電動力応用2

(1)はエレベータの問題です。色々な情報がありますが、それほど難しくありません。今回の課目4の中では易しい部類です。

(2)は送風機の問題から電気代の具体的な省エネ効果に及びます。見たことある問題ですが、出題の傾向が違うため注意が必要です。出てくる数値が多く、p.u.を理解していないと厳しいかもしれません。ですが、落ち着いて解けばそれほど難しくない問題です。

難易度3

問13 電気加熱 

(1)を除いてあまり見たことのない穴埋め問題です。消費原単位については重要なので押さえておきたいところ。続く計算問題は標準的ですが、間違いやすいので注意が必要です。

難易度3

問14 電気化学 

前半の穴埋め問題が比較的難しい。一方で後半の計算問題はアルミナ(Al2O3)に惑わされなければ標準的な問題です。

難易度3

問15 照明 

長い問題文に条件を見落としがちな問題。じっくり考えれば前半の問題はそれほど難しくありません。ですが(3)からの計算問題がやっかい。イメージしにくい問題が続き頭を悩ませた受験生も多かったのではないかと思います。

難易度4

問16 空気調和 

あまり選択する人のいない空気調和の問題ですが、今回の問題は、空調機と外調機に特化した問題だったため、課目1で少し広めに勉強した人なら解ける問題も多かったのではないかと思います。課目4の中では易し目の問題です。

難易度2

選択問題は何を選んでいた?

当時の自分だったら電気加熱と電気化学だったかと思います。今なら空気調和。照明は手を出したいところですが、今回はパスしたいところです。

前年度との比較と合格発表日(予想)

全体としては課目2(電気の基礎)が取りやすくなりましたが、相変わらず難関の課目4(電力応用)が立ちはだかりました。電験出身者が苦手とする分野でもあるため、合格率は多少下がるかもしれません。

合格発表はおおよそ9月の下旬とのことですが、9月24日あたりかなと思います。

兎にも角にもお疲れ様でした!

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