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2015年 課目3 問8 (類似問題出題年 2009年 問8)
図のような三相3線式2回戦ループ配電線路がある。回線A、Bの線路インピーダンスは等しく平衡しており、電線1線当たりの抵抗は0.06\(\Omega\)でリアクタンスは無視できるものとする。また、工場a,bの負荷は定電流特性をい有しており、1相当たりの負荷電流は工場aで200A、(力率100%)、工場bで160-j120[A](遅れ力率80%)である。ここで、すべての電流は、受電用変圧器の二次側電圧の移送を基準として表すものとする。
このときの線路損失について考える。ただし、線路は回線AのO~A_1及び回線BのO~B_1のみについて考えることとし、それ以外の線路損失及び受電用変圧器のインピーダンスは無視できるものとする。
1)開閉器Sが開いた状態における線路損失を求める。
回線Aと回線Bの線路損失の合計値は[ A ][kW]となる。
2)開閉器Sを閉じてループ運転を行った場合の線路損失を求める。
開閉器Sを流れる電流の大きさは定常状態で[ B ][A]となる。ループ運転を行うことにより、回線Aと回線Bの線路損失の合計値は、ループ運転を行う前よりも[ C ][kW]低減できる。
3)コンデンサを接続して線路損失を低減することを考える。
ループ運転を行う代わりに、開閉器sが開いた状態で工場bにコンデンサを接続することで、回線Aと回線Bの線路損失の合計値をループ運転時の値まで低減させた場合、コンデンサに流れる電流は[ D ][A]となる。ただし、工場bにコンデンサを接続した後の回線Bに流れる電流は進み力率にさせないものとする。
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