こんにちは、はっちです^^
以前より興味のあった簿記について勉強してみようと思い簿記3級の受験をしてきました。
試験はネット試験(CBT試験)、電卓は自前の物を使用します。
電験3種のCBT試験はかなり違和感を感じましたが、簿記3級については相性が良いものと感じました。
簿記3級のネット試験のすすめ
簿記3級ってなんで今更・・・と思われるかもしれませんが、
複式簿記は人類最大の発明!
と言われています。
すごいですよね。アインシュタインは複利を最大の発明と言っていますし、世界三大発明は、
活版印刷、羅針盤、火薬だったはずです(何の話?)
とはいえ、簿記と言ってしまうと日本だけのものな気がしてしまいますが、実は世界共通言語です。
ビジネスの世界には欠かせない知識ということですね。
前置きはこれぐらいにしておいて。
まず簿記3級ネット試験のメリットを紹介します。
一つずつ見ていき、後でデメリットも紹介したいと思います。
合格率が安定している
簿記3級の統一試験(ペーパー試験)とCBT試験(ネット試験)は違う問題であるため、その難易度差が一番気になるところかと思います。
データとしては、ペーパー試験の合格率は約30%~60%程度とかなりブレ幅がありますが、ネット試験は約41%とほぼ安定しています。
ネット試験の場合、全員が同じ問題での合格率ではないため、全員が同じ試験を受けるペーパー試験と比較するわけにはいきませんが、きれいに数値が安定していることから、問題の難易度に重みを付けて、それぞれ試験全体の難易度が同一になるように調整されているためかと思います。
詳しくは次の”何度も受験可能”の段落で説明します。
何度も短期間で受験可能
次に大きなメリットとしては、いつでも受験可能であり、最短で三日後に受験可能ということです。
試験結果は試験終了後すぐに分かります。
そのため、例え不合格となってしまっても、すぐに申し込みをして再受験することが可能です。
簿記3級の統一試験は年3回ありますが、約100日後というのは結構な精神的なプレッシャーでもあります。
何度も試験を受けることは、試験慣れ、出題傾向など、多くのメリットが短期間で得られますので、合格に有効な手段となります。
簿記3級の難易度差
また、簿記3級についての話ですが、簿記3級は問2の難易度差が非常に大きいです。
100点中の20点分が問2なのですが、試験直前でありながら、短時間で20点近く取れる問題もあれば、2点とかいう絶望的な点数を取ることもありました(TT)
正直なところ、問1(45点)、問3(35点)で70点を取ることを目標に勉強する必要があるのですが、何度も短期間で受験可能なネット試験であれば、多少ずるいですが問2が簡単な問題の時に合格する、という手段がペーパー試験の場合と違い、何年もかけて行う必要が無く行うことがでます。
ただ、何度も受験していれば、おそらく問1、問3だけで合格する実力はついてくるような気がします^^;
ネット試験は難易度を平準化している気がする
恐らくではありますが、簿記試験の歴史の中で、問題の難易度ごとの正答率というのを記録しているものと思います。
ネット試験は受験者毎に問題が違いますが、それは過去に出題された問題から組み合わされて出題されているはずです。そのため、その正答率の平均に差が出ないように問題を組み合わせ、おおよその受験者の合格率が平均化するのではないかと考えています。
今回自分が受けた簿記3級の問2は難しかったです。
一方で、問1と問3はスムーズに解くことができました。
問1:難易度2、問2:難易度5、問3:難易度3
という感じでしょうか。合計難易度が10にして出題される。というような調整なのかなと勝手に想像しています。
得意、不得意を加味しても問2の難易度はおかしいことがありますので、問2を無視しても合格できる実力があれば安心ですが本来少し余裕ほしいですよね。
仕事の後でも受験可能
こちらはネット試験(CBT試験)の話になりますが、テストセンターに空きがあればいつでも受験可能です。テストセンターは主に都心部にありますが、同様に試験ができるパソコン教室などは都心部から離れた場所にもあります。
この大きなメリットとしては、仕事の後でも受験可能な時間帯があったことです。
資格試験は、
午前中、または一日使って大会場で受験するもの。
という思い込みと言いますか、資格に対する厳格性を持っていたのですが、思ったよりあっさりその思いは崩されてしまいました。
仕事帰りに受験。
という考え方は大丈夫だろうか?と思いましたが、もしだめでもすぐに受験可能です。受験料もったいないですが。
休みの日に家を空けることなく受験可能なのはメリットです。
受験の申請は三日前まで、またキャンセルも三日前までとなっています。
ちなみに、自分が試験を決めたのは、そのまさに試験の三日前。
過去問を解いてみて、ある程度手ごたえを感じたところで受験を決め、そのまま最短で受験できる場所を探しました。
試験環境が良い(かもしれない)
受験において受験の環境は大きく合否に影響します。
大学や商工会議所などで行われるペーパー試験の場合、みなさん同じ試験を受ける状況は一緒なのですが、周りの人がどういう人かわかりません。
貧乏ゆすりのひどい人。ぶつぶつ言っている人。すごい勢いで電卓たたく人。
ネット試験の場合も可能性が無いわけではないのですが、実施は少人数であるため、管理の人も対応しやすいのではないかと思います。
ただ、ネット試験の場合、周りが同じ試験を受けていません。例え一緒の資格であっても問題が違う可能性が高いです。
簿記試験の場合電卓カタカタ音がすごいでしょうね。
MOS試験などの受験者の隣だとカチカチクリック音がするかもしれません。
試験時間も違い、開始時間も受験者がスタート決められるため、入退室の時間はばらばらです。
ただ、多くの受験者の方は、かなり周囲を気にしながら、物音立てないようにしている気がします。私が受験したところでは、防音のヘッドフォンも整備されていました。
そのあたりの環境については、テストセンターとパソコン教室でも違いがあるかもしれません。
それはまた別記事で。
画面上のプルダウンで答えを選択可能
簿記3級試験の中では非常に多くの漢字と数字が出てきます。
基本的に漢字は書かなくて良いように記号選択式になっていますが、記号を書いてしまうと見直す時に面倒なんですよね。
仮受金と前受金の間違いなど見つけられる気がしません。
数値記入の場合、1000000も勝手にコンマを入力してくれるため、1,000,000と変換してくれます。
また、ちょっと実践的な話になりますが、問題によっては仕訳、再仕訳、など段階的に考えた方が確実な問題もあります。
答えは再仕訳部分だけで良いのですが、どんな仕訳をして、再仕訳が必要になったか?など考える時に、大抵、プルダウンの選択語句の中にそれらも設定されています。
もちろんその語句はひっかけなのですが、分かっていればそれを仕訳、再仕訳と解答欄に入れた後、最初の仕訳だけをちょいちょいと消してやればOK。
手で書いて確認するよりも確実で早いです。
ネット試験のデメリット
自分の場合、標準をネット試験に合わせての受験で考えていたため、それほど気になりませんでしたが、問題用紙にメモを書き込めないのはデメリットかもしれません。ちなみにネット試験でもメモ用紙はいただけますし、足りなくなれば追加も可能です。
また、画面とキーボードと電卓とメモ用紙を行ったり来たりしないといけないこともあります。特にキーボードと電卓。
これは自分だけかもしれませんが、
問題画面を見ながら電卓に数値を入れていたと思っていたらキーボード打ってた。
また、
キーボードで数値を打ち込んでいると思っていたら、電卓の数値が消えてしまっていた。
なんてことが何度かありました。何度もしないで^^;
簿記3級ネット試験にも慣れておくのが良さそう
ネット試験(CBT試験)はやはりペーパー試験とは違います。
ネット試験を受けようとしても不安があるかもしれません。
ただ、今は大手予備校や簿記3級サイトではネット模擬試験に近い形で練習することができます。
上段のNet-Schoolさんの試験はかなり本試験に近い形になっています。
下段のStudyProさんのサイトは形式こそ違いますが、難易度も高めで非常に見やすく勉強しやすいサイトになっています。
個人的に活用させていただきました。ありがとうございますm(__)m
私の場合、ネット試験も視野に入れつつ勉強してきました。
なのでペーパー模擬試験は一度も経験していません。
ネット試験だけで大丈夫かな?とも思いましたが、それはかなり上サイトで練習できたため大丈夫でした。
結果は、
問1 42点(45点満点)
問2 9点(20点満点)
問3 31点(35点満点)
合計82点という結果でした。70点以上で合格です。
正直なところ、問1と問3何を間違えたんだろう?というところが気になります。
問2はしょうがないです。わかりませんでした。
ですが、採点内容については一切わかりません。これがCBT方式のデメリットでもありますよね。
どうでしたでしょうか。
色々見てみると、試験が身近になったような気がします。
ですが就職、転職に有利で、ずっと自分の手元に残る資格試験です。
調べてみて自分に合った試験方法で受験していただければと思います。
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