超難関資格の電験2種、1種それぞれ二次試験の違い

電気主任技術者試験(電験)

電験2種二次試験になると、いきなり出てくるこの記述式解答方式。

はっきり言って、ここが電験2種以上の一番の難関です。

合格率10%前後の3種試験と同様の4科目で全部合格点を取る必要がある一次試験。

3種と比べて同等以上の難易度を誇る一次試験を通っただけでもすごいのですが、その一次試験を通った人の中からさらに10%~20%の人しか二次試験を通過できません。

では、その超難易度の二次試験ですが、電験1種試験と電験2種試験にはどれぐらい差があるのでしょうか。

大きな違いと共に、中身を見ていきたいと思います。

一次試験と二次試験の差については別記事にしています。

電験2種の一次試験と二次試験の関連と越えなければいけない理由
こんにちは、はっちです。電験は難関の3種の後に2種、1種とさらに難関試験が用意されています。3種が合格率8%程度の試験にも関わらず、その試験が最も簡単とかあたまおかしいんじゃないの?というのは常々思っ...

電験1種と2種の二次試験の違い

電験1種試験と2種試験は共に、「電力・管理」と「機械・制御」の2科目です。

それぞれが選択問題であり、電力管理では6題中4題を選択し回答。

機械制御では4題中2題を選択し回答する必要があります。

制限時間は電力管理が2時間と機械制御が1時間で、1種と2種で変わりありませんが、機械制御はたった1時間の中で4題から2題選び解く必要があるため、時間の制約はかなりきびしいものとなっています。

そして完全記述式。

おおよそ2種も1種も似たような出題形式ですが、もちろん1種は難易度が高く、そして若干の制約があります。

1,近似式が使えない

やはり一番の大きな違いは、1種試験では近似式が使えないということ。

例えば、

電流・力率を用いる式(三相3線式):
\(\Delta V = V_s – V_r \approx \sqrt{3} I (R \cos\theta + X \sin\theta)\)

この近似式は使ってよい、と断りが無い限り使用することが出来ません。

ただ、これは勉強していけば当然であることが分かります。

近似式がどうやって導出されているのか。

どうして簡易式を用いることができるのか。

そのあたりが、1種試験の範囲では重要な考え方になっているため、そこを省くことはできません。

2種、3種試験ではそこを考慮する必要の無い範囲だったのが。1種はその点を考慮しないといけないぐらい簡易化され省略された項の影響が大きくなります。

扱う電圧の大小(154kV、500kV~)によって、考え方も変わってくるようです。

別にいじわるで、

近似式使ってはいけません!

と言っているわけではないことが分かります。

2種試験では断りが無い限り、近似式は使用可能な範囲になっています。

2、計算問題の計算量が半端ない

2種試験と1種試験では二次試験の計算量がとんでもなく違います。

中には2種試験でも結構な計算量を求められる問題も出題されますが、その量で1種では標準レベルです。

そのため、2種試験では計算問題を主にして攻略することはできたかもしれませんが、1種試験では計算問題だけで合格する。というのはかなり厳しいです。

いえ、できるかもしれませんが、最後まで解き切る。というのはとても時間がかかることが多いです。

適当なところで見切りをつけて他の問題を解かないと、時間が足りません。

どこから出るか分からない論説問題をなんとかして攻略することが合格への条件となります。

計算量のほんの一部の例

電験1種 計算

やってることは分かるけどね・・・というやつですね。

3,1種も2種も論説問題の対策は難しい

計算問題の代わりに必要。と話をした論説問題対策ですが、これがむずかしい。

一度出題された論説問題は形を変えて稀に出ることはあっても、ほぼ出ません。

じゃぁどうするか?となると、やはり専門書を読むことになるかなと思います。

ここでいくつか1種、2種向けの専門書(といってもその道の入門書)は別記事で紹介しています。

電験1種の勉強で役に立つ参考書や専門書を紹介します!
こんにちは、はっちです。今回は、何をすればいいのかわからないレベルの電験1種対策で使用した本を紹介したいと思います。比較的読みやすく面白い本と思った本をピックアップするようにしていますので参考にしてく...

これらの本を読み、理解しておくことで、色々な角度から出題される論説問題に対しても強くなることができます。

1種で出題された問題は2種で良く出題される?

これはただの感覚でしかありませんが、2種試験の問題が公開されて良く感じるのが、

はっち
はっち

これ、1種試験で出てたな。

ということ。

ただ、これを分かったからと言って、2種受験生で1種の問題まで手を出せる人はほとんどいないでしょう。出題者側もその辺り分かった上で問題の天下りをしているような気がします。

電気の勉強をし続けるという気持ち

1種試験では計算力は持っていて普通。差をつけるのは論説問題です。

2種二次試験は計算力+αでも合格することができました。1種試験はその二回りぐらい大きいです。

電験界隈では有名な言葉かもしれませんが、

2種二次試験に合格できない人は、1種一次試験に合格はできても二次試験に合格することは難しい。

と言われる理由がわかる気がします。

2種の時に見えていた1種の頂きが、登ろうとすることで、その頂きの高さがようやくわかる。

2種受かったんだから1種まで行けるのでは?という気持ちはすごく大事です。

大事ですが、甘いものじゃありません。

ここまで勉強したら1種もいけるでしょ?みたいに思っていたら電験という沼にはまった。

というのは、よくあることです。

おそらくほとんどの1種試験受験者がその境地に立っているのではないかと思いますが。

試験勉強をするのではなく、電気の勉強をし続ける。という感覚です。

何でもいいから電気の知識が欲しい。

そんな感じでしょうか。

はまる人多数!電験2種から1種への電験沼
電験沼にはまる。という言葉は電験を受けている人にとっては一度ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。今回は、その電験沼と、特にはまりがちな2種から1種への沼について話をしたいと思います。

これは、最高権威と言われる技術士試験でも同様かと思います。

仕事の上で電験1種と技術士はどちらがメリットあるんだろう。
どちらも超難関資格と言われる電験1種と技術士(電気電子部門)ですが、どういったメリットがあるでしょうか。それぞれの特徴を紹介しつつ、管理人の視点で紹介したいと思います。

1種受験している人は、おそらくみんな電気が好きな人です。

自分は電気が好きな人は希少な仲間だと思っています。

がんばっていきたいですね。

コメント