電験3種から2種へステップアップする際に気をつけておきたい重要な2つのこと

電験2種

 

電験の2種の一次試験は3種の勉強+αで大丈夫らしいよ。

3種の参考書があればいいんじゃない?

なんと言っても難しいのは二次試験だからね。

電験の2種の受験の話をするとそんな話が良く出てきます。

本当にそうでしょうか?

実際に受験してみて、いや、そんなことはない。と思う点とそうだなぁと思う点もありましたので紹介したいと思います。

電験2種一次試験は3種の勉強で大丈夫

良く聞くタイトルですが、実際そうなのでしょうか。

個人的な感想としては、このような言葉に騙されてはいけないと思っています。

ただ、完全に嘘というわけではありません。

この言葉を信じていい人は。

1,電験3種の勉強を本当にしっかりやってきた人。

2,問題を解けるだけでなくどういう理由でこの式を使うのか。

3,機器の仕組みを理解したりどうしてその曲線を作成するのか、それを表す意味がわかっている人です。

平たく言ってしまうと、受かるためだけの勉強ではなく、電気を理解しようとして勉強してきた人です。

 

そうではなく、特に自分のような、

はっち
はっち

問題だけ解ければいいや。

なんて言って3種を通ったような人は、先程の言葉はかなり甘い言葉です。

 

そこを甘く見た実例として自分の手元に一冊の参考書があります。

これは、自分が10年ほど前に購入した参考書で、内容は電験2種二次試験機械制御。

なぜかいきなり二次試験の参考書を購入しています。

はっち
はっち

一次試験なんて通るんでしょ。大事なのは二次試験だよね。

と思っていた証拠です。実際に購入していたのはこちら。

電験2種二次試験で誰もがつまづくとされている機械制御の参考書です。

中でも2種で本格的に導入される自動制御が難関でわかりにくい。だから皆、その問題を見て挫折していくんだ。

という話を聞きました。

そうか、それならばと早めに対策しておけばいつか実務を通してわかる日がくるかもしれない。

と購入したのですが、

電験2種は難しい。

ということを確認することだけでした(汗)

実務とのつながりも全く見えず。

そのあと電験2種は一次試験どころか受験すらしていません。

実際には機械制御の中でも自動制御はわかりにくい範囲ではあるのですが、点を取りやすい分野とわかり、重点的に勉強しました。まさか10年以上も経ってこの参考書が役に立つとは思いませんでした。

 

ただ、その前に軽く突破できると思っていた一次試験。

はっち
はっち

3種の知識があれば2種の一次試験は通るらしいよ。

そんな甘い見通しを持ったまま、二次試験の参考書を横目に見つつ10年以上の時間を経過させてしまっていました。

幸いなことに今回購入したこれだけシリーズの機械制御は改訂版が出されておらず、今でもほぼ同様な内容で試験も出題されていることがわかり、今回の二次試験の勉強にも使用させていただきました。(今は新しい版が出ています。)

ただ、最初の方の”版”だっただけに、誤字や脱字があり、それが結構面白かったです。

誤字、脱字を見つけられるということは、それなりに参考書を理解してきているということだと思いっています。

話が逸れましたが^^;

いざ2種受験を考えたところで、3種取得から10年以上経過している自分にしてみれば、電験の2種一次試験はとんでもなく難しい関門でした。

勉強なんて十数年していなかった管理人が電験を取るきっかけ
見に来ていただきありがとうございます。ピカチュウをゲットするために電験ゲットだぜ!の管理人をしておりますはっちと言います。(違う)えっと。学びなおしの40歳からの電験取得Ele-conブログに来ていた...

恥ずかしながら、電験第2種を取得しよう!と思ったときの自分の実力の程度はこんなレベルでした。

なるべく短期間で知識を入れて、勉強を効率よく集中して進めていく必要がありました。

電験3種と電験2種試験の大きな違い

電験3種から電験2種を受験するにあたって、一つ心構えをしておいたほうが良いです。

それは。

電験2種は参考書を覚えれば合格できる資格では無いということ。

当然ですが1種も同様です。

今までいくつか資格を取得してきましたが、どれも、参考書を覚えて、問題が解ければ合格できました。

試験の内容が参考書未満なんです。

むしろ、

はっち
はっち

参考書の問題のほうが難しい。こんな問題出てもたまにでしょ。

ぐらいな意識でいました。

ですが、電験2種は参考書以上に幅広い知識と、理解した電気の知識を使って問題を解かなければなりません。

※ 参考書以上に深い知識はあまり必要ではないかなと思いますが、範囲が広く、それらを応用する力が必要になります。

初見の問題を、如何に取り組むか。

その能力も試されます。

参考書の中から似たような問題が出たらラッキー。ぐらいに考えておき、さらに過去問。雑誌などを読み、幅広い知識に触れておくとより合格に近づくと思います。

それでもまだ参考書として出版されている2種はある程度道標がある分いいほう。

電験1種は、2種以上にそれが顕著になるためか、参考書の類がほとんどありません。過去問の詳細解説にとどまってしまっています。

あてのない荒野をひたすら歩くような感覚なんでしょうか。

何を勉強すればいいのかわからない。とにかく様々な電気の知識を吸収するしかありません。

そんな電験1種を取得できる全国で数十人/年の人達はそれこそ”神”レベルと言えるのではないでしょうか。

散々おどかしていますが、自分はできないなどと思う必要はありません。

電験2種は難しい。ですが、努力すれば取れる資格と聞いたことがあります。

1種についてはセンスが必要と聞いたことがありますが、最初からセンスがある人なんていません。

自分はセンスが無いから。などと思う必要は無いと思っています。

資格試験はその道の登竜門だと思っています。

電気界の最高峰と言われる電験1種、技術士でも同様です。

そこからがスタート。

次回は具体的な2種と3種の違いについてまとめていきたいと思います。

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電験2種と3種の違いについては、似ていると言われながらも、問題のレベル以外の点でも違うと言わざるを得ません。前回は電験2種と3種の大まかな違いについて記事にしましたが、ここからは具体的な試験内容の違い...

それでは!

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