電験に合格するためには過去問を解くことが大事です。
力試しするためにもぜひとも挑戦してほしいのですが、中には超絶難易度の物も含まれています。
難易度の目安になる資料として電気技術者試験センターより公開されている資料をまとめましたのでご活用ください。
電験1種一次試験科目毎の合格率の推移
今回は科目ごとにピックアップしたものを掲載しています。
全体についての合格率、合格ラインの変遷についてはこちらをご覧ください。

使用しているのは科目合格率のデータから抽出しています。グラフは上限が100%になっています。
各年度毎の過去問全体の難易度の見方として見ていただければと思います。
電験1種 理論科目
合格ライン(最大48点)は以下のようになっています。
他の科目に比べて半分程度の合格率になっています。電験2種と同様に電験1種一次試験の最難関科目と言っていいと思います。
※ 赤線は標準の合格点(調整なし)です。
2種の電気数学に加えて、大量の計算を短い時間で解く能力が問われます。
迷っているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
電験1種 電力科目の合格率
合格ライン(最大48点)は次のようになっています。
合格率は一次試験の中で一番高く推移しておりますが、合格率が倍以上差があります。他の科目と違い合格ラインはそれほど変位がありません。
電力という電験の花形科目は1種レベルになると高いレベルで安定しているのかもしれません。
電験1種 機械科目の合格率
合格ライン(最大48点)は以下のように推移しています。
難しいときはかなり難しいイメージです。調整の入り方もそこそこ大きく、過去問の難易度さが伺えるようです。
苦手、わからない、とされる機械科目もこのレベルまでくると、それほど差がでにくいのかもしれません。
電験1種 法規科目の合格率
合格ライン(最大48点)は以下のようになっています。
安定して高い合格率ですが、調整の幅が大きい時があります。
法規と言えども電気事業法だけでなく、電技の解釈、ガイドラインなどからも引用されているので、主任技術者として必要な法律の知識を幅広く勉強する必要があります。
平成23年に技術基準の大改正がありました。できるだけ新しいのが
望ましいですが、最低でも平成23年以降出版の参考書を使うようにしてください。
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