こんにちは、はっちです。
今回は4年前に受験した技術士の合格体験記を改めて書いてみようかと思います。
いまさらなところはありますが、当時の詳細な受験会場の様子など、当日の状況は以前の記事から読むことができます。

技術士二次試験合格までの勉強
技術士二次試験の申込期日は4月中頃です。
その前の年度に一次試験に合格していたものの、4月に異動をしていたため、技術士二次試験は新しい職場環境に慣れることができるか、また上司が認めてくれるか、ということもあったので躊躇していました。
ただ、忙しい時こそ技術士は受かる。なんていうのを見たこともあって、
まぁ、どうなるかわからないけど受けてみようかな。上司もハンコくれそうな人だし。
と思ったのが最初の動機でした。
まだ、その時は「勉強できるかな~」という感じでしたが、色々準備しているとやる気も出てくるものです。
その後、業務経歴書の作成、詳細経歴の説明をさくさくと適当に記載。
作ったはいいけど、文字数全然足らないや。電気の仕事だけじゃないけど、幅広くやってたことをざっくりと書いておこうかな。
そんな風にして埋めた600字ほどですが、実はそれが後で功を奏しました。

まだこの時、この詳細経歴の内容が口頭試験で重要になるなんて知りませんでした。
この経歴書は”技術士としての経歴審査で門前払いをされるかどうか”というのものだと思っていました。
一応申し込みはしたけど、あなたの経歴では技術士二次試験は受けられません。
とか来たらどうしようかと思っていたら、6月ぐらいに無事受験票が到着。
![]()
第一関門突破です。
ただ、この第一関門ですが、もしかしたら無いのかもしれないですね。
文章だけでその人の経歴が全て読み解けるとは思いませんし、書いてある内容が本当かどうかも分かりません。
経歴書には上長の承認が必要なので、そのあたり担保されていると言えなくはありませんが。
一方で、経歴書から読み取れなくても、実は何か技術士らしい業務があった。
なんて逆のこともあるかもしれません。
ここでは、経歴がちゃんと実務年数を満たしているかどうかが確認されるだけなのかなと思います。
また、そのあたりの経歴の真偽については二次試験の口頭試験で確認されるものと思われます。
受験票到着、勉強も本格・・・的・・・に?
受験料を支払って申し込みをした時点から、少しずつ勉強を進めていました。
ただ、進めていたといっても、圧倒的に足りない知識をひたすら通勤電車の中で補強するのみ。
異動先の職場では新電気が購読されており、バックナンバーも一部捨てられずに残っていましたのでそれを読んでいました。
電気設備部門ですので、今は休刊になってしまいましたが、電験1種、2種、技術士向けのオームという雑誌があれば良かったのですが、購読しておりませんでしたので、新電気から関係のありそうな記事を読んでいました。
時々”空港の電気設備”特集、”病院の電気設備”特集などが組まれたりと、大問2で使えそうな知識も掲載されたりします。
受験票が届いてからは、模範解答の読み込み、過去問から求められる論述の内容の抜き出し、など具体的な対策をしつつ、多くは論文を書く、という力をつけていきました。
筆記試験の1週間前の勉強
最後の一週間は、実際に論文を書いてみて、どんなところが弱いか、書くための構成などを考えていました。
ただ、出てくる出てくる知識の足りなさ。

「いや、この内容のここ。言い切っていいのかな。」

「この単語の意味ってどこまで含んでいるんだろう?」
色々なところで知識の粗さが露呈してきます。
とは言えども、時間はありません。
出てくるのをつぶしていくぐらいのマイペースで知識を吸収していきます。
試験直前の勉強方法
試験日寸前はキーワードの最後の補強です。
Society5.0、5つのD、国土交通白書などをちらちら見ながら、これらが出たらどういう構成で持っていこうか。
主に必須1の論文対策ですね。
そして試験当日。
普段なら緊張で寝れないなんてこともあるのですが、今回は試験の雰囲気と実際に全力で問題に取り組んだ時に、どれぐらいのペース配分で行こうか。
など次年度以降に向けての考えが強かったため、前日はぐっすり眠りました^^;
時期はコロナ過
コロナ過ではマスクの着用は必須。受験の時期である7月でもマスクを着用していきました。
検温もしっかりされ、会場内での会話も慎むように言われます。
当日の様子はこちら。

試験中。
試験前は、誰にするでもないのに「おれそんなに勉強してないし^^」的な中二感を出しながらも、試験が開始されるとやはり真剣になります。
少ない知識を使って午前の部、午後の部と論文を進めますが、午後の部がまずかった。
まさに足りない知識をふりしぼった感じ。
ただ無いものはどれだけ絞ってもありません。
カスカスになりながら試験終了。
論文試験終了後
試験終了後は、本来であれば再現論文を作っておかないといけないのですが、午後の後半戦で躓いてしまったため、もうそこに割いた記憶しか残っていません。
帰り道、

論文を再現してくれれば添削しますよ。
みたいな講座の営業もあったのですが、そもそも再現ができないなこれ。
と思っていました。
実際にその日はぐったりしながら帰り、翌日仕事の後でざっくりとキーワードと流れだけをメモしておきました。

この後の口頭試験の前に、慌てて薄れてしまった論文の記憶を絞り出したのは言うまでもありません。
ただ、躓いた午後の後半戦だけは、該当する内容を調べ、こう書けば良かったかぁ、などと少しだけ復習しておきました。
その後も来年に向けて、と言いますか、通勤電車での読書は習慣になっていました。
技術士試験はただの技術士としての通過点だ~、ずっと続けていればいつか取れるさ。なんて思ってました。
合格発表日
さぁ、合格発表です。
期待していないと言いつつも、やはり期待してしまうもの。
職場に到着。
まだ出ていないよね。と思いつつも技術士会のHPを見たところ、、、
発表されている!

どうやら午前6時ぐらいに発表されているようです。
一応見てみるも、受験票が無い(汗)番号がわからない。
思い出そうとするも受験番号は。。。この辺だったような・・・???
ただ番号がスカスカ・・・ウチの地区は並びを見る限り4人しか受かってなさそう。
あれだけの人が受けてたったの4人。。。技術士試験の厳しさを目の当たりにしました。
帰宅後に受験票をあさり、番号を確認。
・・・ある!まじか!
ただ、数日待っても合否の通知が来ない。
実は間違ってました(てへ)とかじゃないよね?

実は、合格者は口頭試験の日程決定があるため、通知が遅くなるようです。
後日、合格通知到着。技術士試験は通知書にA,B,Cの三段階ですが成績が掲載されています。
内容を見てみると、、、トリプルA!
いや、これはうれしい!論文の内容が採点者の琴線に触れたのだろうか。
俄かに信じられないと思いつつも、記載されている口頭試験の日程を確認すると試験は1か月半後。
場所は東京、新橋。
仕事の調整をして東京に向かう手配をしていきます。
口頭試験に向けて
最後の口頭試験は東京で実施されます。
時期は12月半ば。あまり予約が遅くなると年末年始の帰省にかかり、新幹線が埋まってしまうかもしれません。
試験は午後からでした。
試験会場付近に前日入りも考えていましたが、試験が午後からだと、午前中が緊張してダメになりそう。

だったら、当日行って、宿泊して翌日帰って来よう!(なぜ)

だって久しぶりの東京だし!
ということで、半ば東京観光の口頭試験でした。
さて勉強は、、、と何が出るか調べてみると、最初の願書で書いた詳細経歴が重要そう。

え?まじで?何書いたっけ?
というところから、再現論文(仮)を作り、技術士になりたい動機、技術士法などを勉強。
とは言えども、あくまで口頭試験。
勉強は今まで通勤で読んでいた本に代わり、上記の資料をまとめたものを見ていました。
口頭試験
口頭試験の様子はこちらのリンクから詳細をまとめています。

試験は20分で終了。
終わったら次の予定の前に、すぐホテルにチェックインして口頭試験の内容を再現しておきます。
特許関連、学会関連のものが一切ないため不安な口頭試験でした。
ただ、終わったものはしょうがない。東京観光だ!
ということで、妹夫婦のところへ遊びに行き、歌舞伎町で龍が如くの名所を巡り、嫁さんと初めて会った場所へ行ったり、とかなり満喫。
翌日は貨幣博物館なども寄り、色々なところでお土産を買いこんで帰宅です。
口頭試験合格発表
おおよそ3か月後、口頭試験の合格発表。
つまり技術士になれるかどうかの発表があります。
筆記試験と同様に朝6時ぐらいにHPで発表になるみたいですね。
ドキドキしながら眠ったせいか、ほぼ6時に目が覚めます。
布団の中でスマホから技術士HPを確認。。。

あった!よっし!
まだ隣で家族が寝ているので、小さくガッツポーズ。
そして、嫁さんが起きるまで二度寝です。zzz
後日合格証が送られてきて、技術士になるための申請の準備を行います。
この申請には職場の証明などがいるため色々注意が必要です。

コロナのこともあり、手続きは遅れてしまいましたが、申請からおおよそ1か月半で技術士登録証が送られてきました。
これで、晴れて技術士(電気電子部門)と名乗ることができます。
合わせて、継続研さんの義務も発生するため、引き続き勉強を続けていく必要があります。
また、勉強だけでは足りないので、学会に登録したり、参加したりする必要もありそうです。
技術士試験の情報開示
技術士の試験結果は非常にあいまいな結果だけ教えてくれます。
詳細については情報開示請求をする必要がありますが、それほどハードルが高いものではなく、
むしろ、情報開示請求する人が多いので形式化されているというぐらいです。
開示請求の手段などはこちら。

開示請求送付後1か月半ほどで結果が届きました。
結果についての考察はこちら。

技術士試験を振り返って
長い試験期間でした。二次試験だけでも申し込みから結果発表までは約1年、一次試験を含めると2年程度かかってしまいます。
運良く1度で合格することができましたが、このあたりは1度であっても2度であってもやることはそれほど変わらなさそうです。
ただ、試験のプレッシャーが無いということはとても楽ですね。
あの、精魂尽き果てた筆記二次試験はやりたくないなと思ってしまいます。
ただ試験の内容を振り返っても、まだまだ知識が足りないと感じてしまいます。
模範解答と自分の論文(仮)を比べてみて
後日、自分が受けた年の問題の模範解答が雑誌に載っていたので見てみましたが、自分の論文とは全然違う物でした。
強いて言えば、自分の論文は、
模範解答で論述されているの一部の題材を掘り下げ、広げ、1800字埋めました!
みたいな感じ。
模範解答は、様々な視点、問題点の提示など幅広く、内容が盛りだくさん、という感じを受けました。
この模範解答が作れるようになるにはどれぐらいの勉強が必要なんだろうか。
そんなことを思ってしまいますが、まだまだひよっこ技術士です。
模範解答に追いつけなくても、自分なりの知識をしっかり吸収していくことが大事だなと思っています。
それでは。



コメント