電験3種試験の難易度と合格ラインについての予想と過去問の感想

電気主任技術者試験(電験)

こんにちは、はっちです。

今回からCBT試験と併用で行われた電験3種筆記方式試験。

過去問からの出題が多く易化されたという情報もある中、同様に行われたCBT試験との合格率の差があるのかないのか気になるところです。

ただ本当に問題が簡単になったのでしょうか。過去問が流用されたからと言って、問題が簡単になっているわけではありません。

ということで、ここ最近の過去問以外あまり知らない管理人が問題を解いてみて、今回R5年上期電験3種試験の難易度と合格ラインを予想したいと思います。

記事の中で合格ラインを予想していますが、問題の難易度から予想しているだけで、過去問からの出題、CBT方式との影響などは考慮していません。
掲載の問題の詳細は試験センターから確認することができます。
https://www.shiken.or.jp/

難易度と合格ライン予想

電験3種試験は4科目に分かれており、それぞれで60%(60点)以上得点できれば合格となります。また、科目合格制度もあるため、現在のところ、最大で6回の試験で4科目合格できれば3種取得となります。

ただ、そうは言っても合格率10%程度難しい試験です。

さぁがんばっていきましょう。

電験3種 理論科目

ということで解いてきました。

まずは電験3種の中で難易度が一番高いと言われている理論科目です。

解いてみた感想としては、A問題は全体的に若干易しいかな?という印象を受けましたが、それは文章題がそこそこ含まれていたからかもしれません。

理論は計算問題ばかり。という印象が強いのですが、CBT試験を受けて文章題が多く出題されているような気がします。

逆に、この点が受験生にとって苦手ととらえられるかもしれません。

また配点の高いB問題は手ごわいものが出題されていました。

前提の知識として、YーΔ変換や、電圧計の回路構成が必要なものであったり、計算が面倒なものなど取り揃えられているため、生半可な知識ではすぐに手詰まりになってしまいそうです。

合格ラインは60点で固定されるかと思いますが、もしかしたら、先に行われているCBT方式の合格率と合わせるために、筆記試験の合格ラインを変更してくる可能性もあります。

それを踏まえたうえで、難易度から想定する予想合格ラインは60点と予想します。変わらんじゃん(´・ω・)

印象に残った問題(理論)

問10の直流電源とインダクタンスを使った電圧の大きさの変化の問題です。

分かっていれば簡単な問題ではありますが、自分が電験3種取得できた時に理解していたか?と言われると、余裕で”NO”です(汗)

交流と直流を考えるうえで、どちらも同じ電気ということを忘れないようにしないといけません。

電験3種 電力科目

続いて電力科目です。電力科目は実際に発電所や変電所などからも出題されるため、普段から電気を意識していないとさっぱりイメージがつきません。

電験3種の受験者は比較的電気関連の仕事に就いている人が多く、取りやすい科目と言われていますが、実際には電気関連に就労している人が押し上げているだけで、内容は難しいと思います。

今回の問題についていえば、A問題は知っていれば解ける。という問題もありますが、ちゃんと読んで解かなければならないという印象でした。

ただ一方で、ひっかけ問題のようなものは少なく、勉強の成果がでやすい問題かと思います。

難易度として標準レベル。

そうは言っても難しい電験3種の中で標準レベルということなので、難しいことには変わりありません。

続くB問題は、しっかりB問題ですね(何)

発電所の燃料問題から、%インピーダンスに電圧降下。

しっかり勉強しておかないと解けない発展問題が出題された感じです。よく見るような問題ですが、中々難しいです。

こちらも合格ラインを変えるのであればという前提ですと、予想合格ラインは58点ぐらいでしょうか。

印象に残った問題(電力)

印象に残る、というよりは気になった問題。

問12と、

問17(難)

難易度も見た目も違いますが、電圧降下率の問題です。

また。

問13と、

問16です。

こちらも内容は違いますが、%インピーダンスを使うということは似ています。

今までの試験であれば、同じ試験の中で似たような知識を使って問題を解かせるということは少ないような気がします。

やはり過去問から難易度を揃えながらランダムで選出しているからかもしれませんが、求められる知識にムラができてしまうことが少し気になります。

・・・

と書いておいて、電験2種、1種になると、余計に試験の内容がムラムラなことに気が付きました。

範囲広すぎるんですよ。(´・ω・)

電験3種 機械科目

一番イメージがしにくく、何をしているのかわからない機械(お前だけとか言わないで)

A問題では一部に易しい問題もありましたが、全体的に難しい気がします。

とにかく、出題される機器の等価回路や仕組みが分かっていないと解けない問題が多いです。

特に問7と問8(ここでは問8を紹介)

変圧器の並行運転の条件は知っていても、それが満たされなかった時ににどういう弊害があるか?ということまで考えておく必要がある問題です。参考書にもここまでは書いてないのではないでしょうか。

同じように問7も詳細内容の正誤問題として出題されていますが、こちらはそのまま穴抜き問題にすれば2種一次試験でも通用しそうなレベルです。

ちなみに紹介した問8の答は (3)。 ひっかけと思いきや普通でした。

B問題も勉強しにくい範囲からの出題ですので、ここの点数も取りにくかったのではないでしょうか。

予想合格ラインは56点と予想します。個人的に今年一番難しい科目だと感じました。

印象に残った問題

問13 直流過渡現象とラプラス変換の問題

さらっとA問題で出題されていますが、問題を二つに分けてB問題でも良いぐらいの問題。

なんでこれが伝達関数なの?と思った人も多いのではないでしょうか。

電験3種 法規科目

A問題は近年のあまり見慣れない条文からの問題に比べればかなり易しいです。

法規科目の難易度はこれぐらいでよいのではないかなと思います。

そして、B問題も法規の知識を使った応用問題となっており、しっかり理解して勉強していった方は解けたのかもしれませんが、出題レベルは高いです。

予想合格ラインは60点です。

印象に残った問題

問13の風圧荷重の問題です。

甲種、乙種風圧荷重のそれぞれの条件や、人家が連なる以外の場所、地域、氷雪に低温季など。

この風圧荷重にかかる知識を網羅していないと自信を持って計算できません。

かなり難しい問題かと思います。

令和5年度 上期 電験3種 感想と過去問について

正直なところ。

はっち
はっち

いや、難しくない?

というのが全体の感想です。

合格ラインは全体的に下がる。と思いたいのですが、CBT試験のこともありますし、過去問の流用の影響もあります。

ただ、今回についていえば、正直なところ過去問流用の影響は小さいのではないかと思います。CBT試験は過去問から出ているだろうな・・・という予想ぐらいは立てられますが、実際にそうとは限りませんし、確信を持って対策するには、相当なチャレンジング精神が必要です。

また、過去問対策をしっかりしていった人は、おそらく通常の試験でも合格できるレベルに達しているのではないかと思います。それぐらい過去問で勉強することは難しいです。

ただ、次回からはそうはいかないですよね。

良くないですが今のままであれば点数だけ取る方法も取れてしまいます。せめて数値だけでも変えればね・・・(´・ω・)

今回は試験的に過去問の流用を多くしたのか。CBT方式との兼ね合いも含めて試験センター側もある程度予想は立てつつも、手探りで行っている状況かと思います。

できればCBT試験の合格率、筆記試験の合格率と分けてもらいたいところですが、おそらくそうはしないでしょうね。

電験3種は取るだけで電気の専門家と言われる試験ではありますが、やはりその中身を理解していないと、実務の上で何が正しいのかを判断できません。

自分のところの施設だけでなく、社会問題にもなりかねない電気主任技術者という仕事の影響は小さくありません。できれば、電気の知識をしっかり身に着けて就労してほしいと思います。(私の頭にブーメランが刺さった気がしますが気にしない(‘〇’)ゞ~)

合格発表は9月4日(月)の正午に冒頭記載のURLから確認できるようです。

合格をお祈りしております!

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