新型コロナウィルス5類への移行(季節性インフルエンザと同等)になりましたね。
思えば最初は大流行と思いつつも、対岸の火事のようなイメージでいましたが、
その怖さが分かるようになるにつれて、行動様式もすっかり変わってしまいました。
医療機関での様々な対応は近年類を見ないほどに大変だったかと思います。
そして、教育現場の制限も本当に大変で、辛いものだったかと思います。
今後まだ油断はできませんが、そんな中、外出することもままならなくなってから、アラフォー勉強のやり直しということでブログ更新してきました。
最初は資格試験も中止になったりしていましたね。
そんな中でも開催してくれた試験運営事務局の方には感謝しかありません。
一つの区切りとしてコロナ禍で得たものということで、そのコロナ対策と資格についてまとめてみたいと思います。
3年余りのコロナ禍で取得した資格とコロナ対策の流れ
コロナ禍で取得した資格は以下の通りになります。
・電験2種
・エネルギー管理士(電気)
・技術士一次試験
・技術士二次試験(電気電子部門)
・簿記3級
・応用情報技術者試験(AP試験)
一方取得できていない資格は次の通りです。
・電験1種
3年余りで7つもの資格試験にチャレンジできたのは、コロナ禍のためと言っても過言ではありません。そんな中、試験会場のコロナ対策も変化してきました。当時を思い出しながら記事にしていきたいと思います。
それまでは、子育てにバドミントンに仕事にと一生懸命でしたが、そのなかでもそこそこの割合を占めていたバドミントンが半分以下(大会なども中止)になり、子育て、仕事の時間が増えました。
代わりにと思ってやり始めたのが”勉強のやり直し”でした。
ただ、もう10数年勉強していなかったので、最初は相当きつかったです。
ですが、その分知らないことだらけでしたので、面白くもありました。
2019年 コロナ前の電験2種試験
この2種受験はちょっとフライングしておりまして、実はコロナ禍前に終了しております。
ちょうど子供が生まれたこともあり、家にいる時間が長くなったことから始めた勉強でしたが、合否発表がコロナ禍入口でしたので今回入れていることと、コロナ前の試験会場の状況について比較で書いておきたかったので入れています。
ものすごく久しぶりで10年ぶりぐらいの試験会場。
電験3種取得以降10数年勉強などから離れていました。
もちろんこの頃は試験に対するコロナ対策は無く、隣との距離も近い状態での受験でした。
マスク着用の義務もなく、もちろん検温もありません。
会場では咳をしている人もいたような気がしますが、あぁ大変だなぁ、ぐらいでさほど気にしている様子はありませんでした。
休憩室では食事をしながらわいわいがやがやです。今となっては珍しい光景ですね。
それが二次試験になると一変。
非常に静かな会場で、隣のとの距離も1席しっかり空いていました。
会場によるのかもしれないですね。
その会場が大学ということもあり、部活動や構内にいる人の話し声などが聞こえてきていました。
試験終了時はやり切った感でいっぱいでした。思い出すと細かいミスがたくさんみつかりましたが、無事合格出来ていました。
当時はここで勉強を終えようと思っていましたが、コロナ化の広がりから、様々なことが制限されていきました。
2種勉強することで自分が成長できたことも勉強を続ける思いにつながりました。
コロナウィルスの広がりとエネルギー管理士試験(電気)
エネルギー管理士試験は電験2種よりも難易度は下がりますが、それでもかなり難しい部類に入る試験です。
せっかく電気の勉強したから忘れる前に似たような資格も。と思っていたことと、職場の同僚が受験したいとのことでしたので、一緒に勉強したということもあります。
2020年夏 エネルギー管理士試験の頃のコロナ対策
新型コロナウィルスの恐ろしさが広がり、学校も休校。
リモートワークも増えつつあり、通勤電車からは人が少なくなりました。
試験申し込み時点では、
夏になれば新型コロナウィルスはインフルエンザと同様に収束する。
そんな話も聞こえてきましたが、実際にはそのようなことにはなりませんでした。
東京オリンピックも延期。
どうなることかと思っていましたが、試験運営さんの努力により厳重なコロナウィルス対策の下、試験が実施されました。
2020年8月。まだ入り口での検温が一般的ではなかったため、試験会場に入るときに検温があったことに驚きました。
測定方法は非接触型の体温計。今のように入口を塞ぐように検温するのではなく、建物入った奥に計測用のカウンターが設置されているような感じでした。
マスクと共に品薄だっただけに、アルコール消毒をちょっとだけ使わせてもらったことを思い出します。
試験会場は広く、隣とのスペースも十分で、さらに千鳥配列になっており、非常に受験しやすい環境でした。
試験の注意事項の説明の中でも換気について説明があったり、体調不良時の配慮などについても説明があったかと思います。
また、コロナに不安のある方は、試験を辞退することもできました(確か返金されたかと思います。)
感染者数が最高に増えつつある頃の技術士一次試験
技術士一次試験は技術士補という資格のためでもあります。
技術士はその分野で最高権威のある資格と言われており、その資格は世界に通じます。
それの一次試験。基礎学力の高さを試される試験です。
2020年秋 技術士一次試験の頃のコロナ対策
新型コロナが広がりつつも、縮小していろいろな学校行事が行われるようになりました。
幼稚園の運動会は、各学年ごとに、朝から1時間ずつ区分して実施されるという、先生方には大変ですが、保護者の立場からすると、
短い時間で我が子を集中的に見ることができるため、非常に助かりました。
そして、試験が12時からだったこともあり、
午前中に子供の運動会を楽しんで、その後受験しに行く。
というちょっと変わったことができました。
2020年11月の頃です。
ですが、このころのコロナ対策は一番厳しかった気がします。
建物の外(屋外)での食事も禁止され、どこにいけばいいのかと思ったことを思い出します。
入口は塞ぐように検温部隊が設置され、試験室内は私語禁止。各所に当時はまだ手に入りにくかったアルコール消毒も各所に設置され、廊下にもトイレにも係の方が立っていました。
建物への出入りも人が立っているためしにくく、休憩時間にふらっと散歩することもしにくい感じでした。
ただ、試験中の飲み物については許可されていました。咳対策かもしれません。
ただし、
マスクを外し続けていると不正行為とみなします。
というのはこのあたりから聞かれたような気がします。
試験終了後はさっと密にならないように順番に開放。
会場は大学でしたが、その大学内には試験関係者以外ほとんど誰もいませんでした。もちろん試験中も静かです。
緊急事態宣言にびくびくする技術士二次試験
技術士一次試験を無事合格し、続いて二次試験です。
こちらはほぼ論文試験。技術力の高さと柔軟さ、表現力などを問われます。
最高権威と言われ、その資格は博士号と同等と言われます。
一筋縄ではいきませんが、実務での経験を活かしつつ、知識を吸収しながら臨みます。
2021年夏 技術士二次試験の頃のコロナ対策
2021年7月。感染者数が上がったり下がったりする中の開催でした。
このころになると受験者も慣れたもの。
試験会場には、しっかりと間隔を開けて列ができており、非常に秩序立っていました。
検温は手をかざすタイプ。
技術士一次試験と同様に、入口には多くの係員が立っており、教室、廊下も私語厳禁。
受験者層も相まってか、今までで一番静かな試験会場でした。
試験中の飲み物については許可されおりましたので、長い試験時間ですがなんとか切り抜けました。
休憩時間になっても、私語はほとんどなく、皆がもくもくと本を読んだり、食事をしたりしていました。退出は列ごと。皆さん一様に駅に向かって歩き出します。
県を越えて受験する技術士口頭試験
技術士二次試験は筆記試験合格後、口頭試験があります。
合格率は高いのですが、合格率10%を切るような試験の合格者であっても落ちることがあります。気を付けて勉強していかなければいけません。
2021年冬 技術士口頭試験の頃のコロナ対策
技術士試験は二次試験の中に筆記試験と口頭試験があり、筆記試験に合格すると口頭試験に進めます。
時期は2021年の12月のことでした。
口頭試験は東京でしか実施されないため、県を超えての移動はどうなることかと思ってましたが、緊急事態宣言中でもなかったため通常通り開催されました。
試験官との間にはアクリル板が設置され、声が通りにくい可能性がありましたが、その分距離は近く配慮されているような気がします。
待合室などでは当然私語厳禁。
ですが、このころになると慣れてきてますね。こういうのが普通という感じがしていました。
コロナによる感染者が増えるも重症者は減る電験1種
電気界の最高難易度と言われる電験1種。
その合格率は合格率10%を切る3種の合格者が、さらに2種で10%以下に落とされ、そこを勝ち抜いた人の中でさらに10%以下の合格率という全国で数十人から100人超えるぐらいしか受からない試験です。
技術士とはまた違った能力の高さが求められます。
2022年夏 電験1種試験の頃のコロナ対策
最終目標としてた技術士(電気電子)に合格し、これで終わりと思ってたのですが、技術士には継続研鑽という義務が生じます。
常に勉強して、新しい法律、技術を学び続けなさい。
ということなのですが、その一環として電験1種を受験することにしました。
一次試験は2022年8月。
入口の検温も若干簡素化されてきており、さも当たり前のように検温を通り過ぎるようになります。
皆が皆、感染症に対して気にしているようで、付き合い方に配慮しているような感じでした。
どちらかというと、コロナにかかる怖さよりも、受験できなくなることの方が大きい。そんな感じさえします。
受験時には顔と、受験票に添付してある顔写真との照合を取るのですが、このあたりでも、マスクは外し続けると不正行為とみなします。
というのは続いていました。
非常に静かな試験会場ではありましたが、このあたりの受験になると、時々奇声が聞こえてきます。(不思議)
試験の風物詩かななんて思っていますが、近くの人は大変そうです。(苦笑)
続く二次試験は2022年11月。
このころになると、試験が開催されるかどうかというのは心配しなくなっていました。
そんな慣れきった時期ではありましたが、試験会場も検温を実施。マスク着用、私語はなるべくしない。
というのが常識のようになっています。
試験の手ごたえはそこそこあったのですが、完全に実力不足のミスを犯してしまい、敢え無く惨敗。
2023年1月 感染対策が当たり前の簿記3級
電験1種試験を終えて、次はどうしようかと考えていたところ、会計学について何も知らないのは今後マイナスになるかも。
そう思い、分野違いではありますが、簿記3級を取得しようと試みました。
簿記3級は試験会場で受験する統一試験と、決められた場所でいつでも受験できるネット試験(CBT方式)とがあります。
ネット試験は、ある会場などで決められたパソコンで受験することができるため、今までの紙に書いて回答する形式とは違い、パソコンのマウスとキーボードで答えを入力。
そして結果は即時出ます。
小さい会場で少人数でばらばらと受験するため、個人の感染対策がやりやすいのはCBT方式が広がってきているメリットの一つじゃないかとも思います。
感染対策は普通のお店などに入るのと同様でした。
ただ、持ち込み荷物の厳しさなどは徹底しています。そこに試験ごとの区別はありませんでした。
コロナ対策が大きく変わった応用情報技術者試験
突然ですが、20年ぶりの情報系資格にチャレンジすることにしました。
電験1種を終えて、結果、不合格となったことによる自分自身への気合の入れ直しという意味合いが強かった気がします。
応用情報技術者試験は情報系試験の中でレベル3に区分される試験です。(レベル4が最高)
難易度は高いのですが、働いている経験が活かしやすい試験だという印象です。
全然知らない情報系の実務についても学ぶことができ面白かったです。
2023年春 応用情報技術者試験の頃のコロナ対策
試験の時期は2023年4月。
もう5月8日から新型コロナウィルスが2類から5類への移行も決まっており、広島サミットを控えノーマスクでも構わないというような雰囲気が広がってきていました。
試験会場でも検温はすでになく、試験注意事項説明の際には、
マスクの着用は推奨しますが、強制ではありません。
や、
そうであっても試験監督は全員マスクをつけさせていただきます。
という、感染対策に対する緩和と共にマスクをしない人にも配慮されているようでした。
ただ軽く見渡してみた感じ8割方の人はマスク着用して試験に臨んでいました。
それ以外の人の中にノーマスクの人がいるのですが、そういう人に限って、
大声で独り言を言い始める。手で覆わずに咳をする。
という状況は、同じ試験会場にいる自分としても、中々見ていて気分の良いものではありませんでした。
ただ、マスク強制でなくなったことの利点もありました。
試験中に遠慮なく一時的にマスクを外せることです。
やっぱり午後からの試験などマスクをしていると、余計にぼーっとしてしまこともありますよね。
試験に集中するためにも、マスク外しての受験は助かります。
続く3年目の感染症対策
新型コロナウィルスが2類から5類になることで、大げさな感染症対策はしなくてもよくなりますが、依然として5類ではあります。
感染してしまえば、学校であれば出席停止、職場でも出勤停止になってしまうところもあります。
インフルエンザと違い、特効薬があるわけではありませんので、人にうつさないようにする努力は個人で必要かなと思います。
また、手洗いうがいなどは習慣化してきましたが、そのまま続けていきたいですね。
自分はコロナ前と比較して体調を崩すことが格段に減りました。
これは非常に大きいメリットです。
熱くなって来る夏はマスクを外すことも多くなるかと思います。電験3種の試験も順次控えています。
引き続き感染症対策は続けていければと思っています。
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